LUZの熊野古道案内

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2005年 08月 30日

熊野の旅 番外 大峰山・真井御前

 とんでもないところで、又、真井御前(まないごぜん)つまり『如意尼』が再び登場してきます。
 大峰山関連の方ではこの真井御前のことはあまり出てきません。史実だとしても大峰山にとってはあまり具合のよろしくないことなのです。
 空海の弟子になってから、更に役の行者のことに興味を持った如意にははるばる吉野まで出かけてきます。元々密教を信仰する人ですから、大峰山における荒行をやりたいと思っても不思議ではないのです。
 役の行者の足跡を追ってきた如意にとしては大峰山に登ることなくしては目的を達成できません。しかし、ここは女人禁制の聖地です。
 ここで淳和天皇の妃であり空海の直弟子としての如意尼のの面目躍如たるところで、僧侶達の制止を押し切って大峰山登山を強行したのです。
 更には21日間の荒行に耐えて山を降りてきたそうです。
 それを見て感心した僧たちは役の行者と共に如意尼の像を共に祭ったといわれます。
 しかし、これは、女人禁制を一種の誇りともしてきた修行僧・修験の総本山としてはいささか具合の悪いことです。
 『真名御前』に許されて、どうして私は駄目なの?』と言う有名人の御令嬢や気の強い高貴な方の奥方様が必ず現れます。想像以上に女性の力が強かった古では当然です。
 それから1200年ほど経っていますが、相変わらず女人禁制ですから、この真井御前の快挙は美談として表に出ることは無いのです。
 近代でこの禁をはずそうとした女性では女性教師のグループなどが名を残しているようですが、その迫力はとても真井御前に及ばなかったのでしょうね。
 高野山も開放され聖地でも女人禁制のところはほとんどなくなっていますが、社会が大きく動く時以外は中々変わらないでしょうね。大相撲の土俵でさえ、スポンサーの大阪府知事が登れないのですから・・・
 『神呪寺』(かんのうじ)の鐘楼から見ると、太陽のやや左方向に大峰山系、更に左に高野山系があります。この甲山での修行では物足りず、密教の奥義を窮めたかったのでしょうね。
 丹後の国で生まれ、幼少より美麗の誉れ高き少女が、幼くして京に上り、英才としての片鱗をすぐに発揮したと言われる人です。その、意志の強さと行動力は歴史上でもトップでしょうね。
 どんなかわいい女性であったのか、一度お会いしたいものです。
 かわいくて、きれいで、聡明で、さらに少しきかん坊の悪い女・・・いいですねえ・・・
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カメラは

by je2luz | 2005-08-30 02:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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