熊野市には二つの海水浴場があります。
中心部から近い、「大泊海水浴場」と少し離れているけど少し広い「新鹿海水浴場」です。
ともに大きな町の無い所で水質は毎年最高ランクになります。
かつて、「レジャーブーム」なんて言葉が出てきた頃には、よそから海水浴に来る人も大勢居ました。
近年は単純な「海水浴客」「夏休み家族旅行」などは減ったようですね。
いつも書くように、バリやセブだと航空券は安いし泊りも日本の民宿の半分以下で泊れるし…
中々、日本の田舎の海水浴場に足が向かないようです。
海水浴は非常に不安定な遊びです。
今日あたりには、台風が出来る予定だとか言いますが、沖合いに台風が発生して「土用波」が立つと、熊野のように外海の海水浴場では泳げなくなるのが速いです。
波をなめると命がなくなります。
不思議なことに、海水浴と言うのもは濡れて当たり前なのですが、雨が降ってくれば寒くなくても浜辺から人影がなくなります。
夏休みに入ってからの天候で客数が随分変わるので、浜の茶店などは大変なのです。
梅雨明けが遅いとさっぱりだし…
設営するには大変な労力がいるし、天気次第だし、天気が良くてもウィークデイは子供だけで来るので金は使わないし…
ものすごく大変な仕事だのにアルバイトの人件費も出なかったり…
近年では軽いクーラーボックスなどあるので、飲み物も持参してくるし…
おまけに、江ノ島などと違い、家まで水着のままで車に乗って帰れるから、海の家とか要らないし…
川があるのでシャワーも掛からなくて良いし…
とにかく、金を使う要素がないのです。
観光・レジャーにはなっても、「観光産業」「レジャー産業」にはなりません。
銭にならないからでしょうか?
近年は行政の方では「海水浴場」を売りにしません。
期間も夏休みに入ってから、8月のお盆まで…
1ヶ月ありません。
雨天・曇天・高波休日です。
そして、たった半月ほど経った8月になると、「くらげ」のシーズンになります。
海流に乗って流れてくるので年によって随分違いますが、こいつが来ると海に入れません。
毒のある触手があり、刺されます。
人によっては入院することもあるほどなんです。
蜂ほどすごくは無いので、私などは蚯蚓腫れ状に晴れ上がっておしまいですけど…
こんな風なことで、田舎の海水浴場は大変なのです。
湘南海岸でも海の家の経営が難しいなどと言われる時代ですからね。
さらに、地方によっては放射能…
熊野ではその心配が無いのですが、「津波」なんてのも心配されていますしね。
新鹿海岸には「津波避難タワー」が建てられて、海水浴客が非難できるようにはしています。
住民用は無くてもお客様用には用意したようです。
今の基準では、登っていても駄目な場合がある物ですけどね。
市内唯一の「津波避難タワー」です。
大泊は山が近いのでそちらに逃げれば大丈夫です。
荷物をまとめたり、考えたりしなければ生き残れるでしょう。
余裕は最短で4分です。
でも、全国でも指折りに安全な海水浴場だと思いますよ。
スマトラ島の海水浴上よりは安全でしょうね。
今年は夏休みに入ってかんかん照りです。
そろそろ子供たちは真っ黒になる頃です。
写真を撮りに行くにはいささか暑いです。
それに…
ビキニやハイレグの水着を着たギャルがめっきり減ったのも目立ちます。
地元の女の子は中学生くらいからあまり海に来なくなります。
日焼けが美容の敵だと思っているのでしょうかね。
熊野市周辺地図です
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