「熊野大花火大会」は8月17日です。
今年は金曜日ですね。
休みの前ですから客が増えるのですが、「会社が終わってから…」なんて考えだと、熊野にたどり着けません。
やっぱり、17日は休みを取って朝から来ないと…
この花火が「木本の花火」だった頃からそうなのですが、見物用の場所を確保するのに、浜に綱を張ります。
それが、広い浜では眼の錯覚もあり、ついつい広い面積を取ってしまいます。
浜で6畳分なんて小さな物です。だから、少人数の予定でも20畳もあるような場所を確保するのです。
非常に困ったことなのですが、ちっとも変わりません。
変わったのは、昔は荒縄だったのが、今は色とりどりのビニールテープになったことだけです。
早い所では7月に入るとと綱を張ってあります。
近づいた頃にブルドーザーで整地したりして撤去するのですが、早々とやるんですね。
今は、会場のど真ん中になるん我が家の前に、花火本部が「有料浜席」と言うのをを確保しているし、団体用のバス会社のも確保されています。
最初の頃は個人との争いも多かったようですが、その分だけは定着したようです。
今年から堤防の形が変わったので、桟敷の建設が難しくなりました。
今まで使ってきた木製の桟敷などは改造不能な変更です。
この管理と許可は三重県になります。
先ごろ、許可基準になる桟敷の構造図面を貰ってきましたが、予想以上に大変ですね。
基準を守ればの話ですけどね。
それはいいのですが…
堤防の上に金網バリケードのような場所取りが出現しました。
間口の確保ではなく、場所取りなので非常に邪魔ですね。
この上を散歩する人も多いのですが、その部分では歩けるのは国道側の高さ2mあまりの斜面横で幅40cmほどでしょうかね?
役所が絡んでやったようですが、いささか疑問のあるやり方です。
しかし、この部分は市も大会本部も知らん顔なのです。
これまた、摩訶不思議なことです。
「手が回らん」と言うのが理由です…
この堤防桟敷の場所も、大昔の律令時代のような話で、「墾田一世私有の法」だそうです。
我が家などは慣習法時代の「間口の幅だけ沖までは家のもの」と言う桟敷の権利はとうの昔に放棄していましたからどんな基準なのか分かりませんが、その筋の物を含め固定されたままです。
「その代限り」と言うことらしいですが、組織や会社には「その代」はないし…当主が死んだのをどう把握するのでしょう?
毎年申請が出てややこしくなるのを嫌って投げちゃったのでしょうね。
市に管理してほしいと言う話もあったようですが、市のほうも投げちゃったし…
地元から見ても、よそから来た人から見てもおかしな状態です。
おまけに、桟敷にどっさり人が居ると言うのでもないんです。
文句なしに桟敷が特等席なのです。
今年の浜は少し広めみたいです。
台風12号のときに上流(新宮方面)から砂利が流れてきたからです。
熊野川河口の様子が変わったくらいの水と波でしたから一時的に木本の浜の砂利が増えたのです。
木本港を浚渫した砂利も今回は海中ではなく陸上に置いたので余計に増えています。
これから先はもう流れてくる砂利も少なくなってきているので太りにくいでしょう。
高潮対策の潜堤は養浜効果も少しあるのですが、砂利がこなくなれば…
10m前に出れば、幅が500mで5000平方メートル広くなるんです。
海が荒れ加減で10m危険ラインが下がってくると同じだけ減るんです。
5000人分とかの席が簡単に増減しますね。
大型観光船は、「ASUKA II」「ふじ」など4隻が予定されているようです。
熊野市周辺地図です