LUZの熊野古道案内

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2005年 08月 26日

熊野の旅 番外 八百比丘尼と紀州

 八百比丘尼(やおびくに)は全国あちこちに伝説が残っていて、『八百比丘尼サミット』が開かれたとか聞いたことがあります。
 そのぜんこくにある伝説の一つが先ごろ案内いたしました『丹生都比売神社』(にぶつひめじんじゃ)にあります。
 平安時代に都に現れたと言うのですから、時代的には辻褄の合うような話です。それに、ここは高野山金剛峰寺の鎮守として空海が定めたくらい冬至としては重要な神社ですから、八百比丘尼が訪れても不思議はありません。
 この神社は神仏混合の最たるもので、出来た時から坊さんがここにいる神社でした。
 この神社の入り口にはさほど大きくない池というか沼と言うかそんなものが有り、それにきれいな太鼓橋が架かっています。その太鼓橋から眺める朱塗りの社殿が目を奪いますが、それにつられて進んでしまわないで池を覗いて見てください。
 中ほどに小さな島?があります。この島が『八百比丘尼』の伝説に繋がるのです。
 この丹生都比売神社にやってきた八百比丘尼が何時までたっても老けない己が姿を嘆き、鏡を投げ捨てた、とか、身を投じたとか言われますが、もう、その姿を見たくないと鏡を封じたのが本当のところでしょうね。
 この池をさらえた時、銅鏡が出てきました。
 『さては八百比丘尼の伝説は本物なのか?!?!』と、その鏡を鑑定に廻したところ、残念ながら江戸時代くらいに作られた新鏡であったそうです。
 ここで三角縁神獣鏡でも出ようものなら、日本の怪奇伝説がいきなり裏打ちされることになるところでした。
 民間伝説の主人公の八百比丘尼は正式にはこの神社の歴史には計上されていないのではないでしょうか。
 ただ、この神社に参拝されるなら、この八百比丘尼の方が庶民には分かりよいような気もします。
 私の案内は正統ではなく外道型ですのでお許しください。語り部ではありませんから・・・

 参道の太鼓橋です。これは社殿側からです。出口に向かうときは橋の中央左に島があります。新しい駐車場から入るとこの橋をわたらないことが多くなります。ちょいと引き返してきちんと参道を通ってください。
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朱塗りの社殿、本殿には細かい装飾が一杯施されています。
 カメラは イコンタ523/16テッサー付

by je2luz | 2005-08-26 02:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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