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LUZの熊野古道案内

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2012年 07月 08日

熊野の旅 中津江村 小水力発電所

 中津江村は日韓共同開催のワールドカップ、カメルーンの合宿地で有名になったところです。
 今は日田市になっていますが、地名として「中津江村」を使っています。
 地方自治体としての「村」では無く「地名」ですから「村という漢字だって使えます。
 ここの近くで「鵜殿村」が消える時に「残せば良いのに…」と思いましたがそこは消えました。

 中津江村には明治時代以降「鯛生たいお金山」という鉱山がありました。
 これが閉山して施設などは中津江村に譲渡されました。
 施設には鉱山・鉱脈の他に精錬所や発電所もありました。
 鉱山跡は「鯛生金山博物館」という物になって居ます。
 その入り口は道の駅になっています。
 精錬所跡は今のところ廃墟のようです。
 発電所は廃棄状態だったのですが、国の「山村地域環境保全機能向上実験モデル事業」なんてのに乗っかって、小規模水力発電所として復活させています。
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 元のダムのあった辺りに「砂防ダム」を作ってそこから取水し、ほぼ元通りの位置に水路を作り、元の発電所に落下させています。
 水路の長さ約500m、ダムも小さいのに楽さ18mを稼げるというのは、この筑後川水系の津江川(鯛生川)がコンスタントに下り続ける急流で川幅も狭いという好条件もあるでしょう。
 ダムは砂防ダムだし、発電所の建物などの施設は古いのを利用しているので建設費は極端に安いです。
 発電所と電気の利用場所の「鯛生金山博物館」とか「道の駅」などもすぐそばです。
 それも恵まれていますね、
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 建設などには「電源開発」や「九州電力」が協力してくれたそうです。

 水力発電は24時間発電可能です。
 ここの電気の利用施設は事実上昼間だけの営業です。
 夜の分は九州電力に売電しているのですが、かなり安いようです。
 この7月に施行された法律の対象外ですからね。
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 色んな恵まれた条件の下でのの設置と利用ですが、環境に負荷をかけずに水力を有効利用できていますね。
 こうした物を熊野市で設置するとすれば、もっと小さな物になるでしょうが、井戸川上流の瀬戸とか大馬は可能でしょう。
 五郷湯ノ谷・大井谷、神川柳谷など小規模集落も可能かと思います。
 売電を考えないなら、周波数や電圧の安定度の基準もかなり緩くて良いはずですしね。

 「採算が合うか?」
 と、言われれば疑問符は付きますけど…
 それと、取水場所から発電放水場所までの谷に水を残さないと谷が死ぬという課題もあります。
 もう一つは、アマゴ釣りなんて趣味の人の反対も起きるかも知れません。
 残念ながら我が家は水力は全くの対象外です。
 
 発電施設を家に取り込むことは誘導電流から発生する磁力や発電機能なりが人によっては負担になるかも知れません。
 鯛生のものは池原の発電所と比べればボンダイにならない感じでしたけどね。
 発電所の方が変電所よりはましかな???

by je2luz | 2012-07-08 10:38 | 旅 番外編 | Trackback | Comments(0)
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