LUZの熊野古道案内

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2005年 08月 25日

熊野の旅 番外 若狭の国と八百比丘尼

 丹後の国の隣は若狭の国です。ここもまた古代日本ではかなり重要な国のようです。
 奈良のお水取りは若狭の国から送った水が地下のトンネルを通って湧き出るのを受ける神事だそうです。又、今でもそれが真実として信じる向きもあります。
 写真は若狭の海の写真です。この三角山の裏っ側には『原発銀座』があります。日本の歴史の始まりの一角を担ったところに無謀にも太陽をつかまえて閉じ込めてあるのです。果たして、若狭の国の竜神様をもってこの魔物を封じることが出来るのやら・・・
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 ここ若狭の国で有名なのは、見目麗しきおなご『八百比丘尼』(やおびくに)です。
 食べてはならぬ人魚の肉を喰らって、染むことも侭ならず何百年も行き続けたというおどろおどろしい伝説の人です。
 不老長寿願望から言うと夢のような話です。それも、若くきれいな18歳のままで生きながらえたのですからね。
 さすがに長生きしただけに全国あちこちに八百比丘尼の話が残っているそうです。弘法様のように60年ほどしか生きなくても四国・近畿一円はもとより全国に話が残るのですから当然でしょうね。生まれについても千葉のあたりだとか色々言われるようですが、若狭で尼さんになったことは、大体共通のようです。
 夢のような若くてきれいなままで生きてゆくことも決して愉快なことではなく周囲の人は老けて行き又死に絶えてゆく中自分一人永らえること、周りの人から怖がられること、耐えられなくなり旅を重ねたようです。
 しかし、きちんと集落もあり、国もある時代となると日本の歴史から見るとさほど長くないので何百年も生きるということと歴史に矛盾が生じてしまいます。仏教伝来が552年だとして300年生きると弘法大師がお亡くなりになったあとの話・・・800年も生きると1350年鎌倉幕府が1192???
 伝説はやはり、素直に聞いておく方が良いようです。
 SFの世界でもあるのですが、こうして永遠に生きるということは精神的にものすごい負担なのでしょうね。でも、少しうらやましいような話です。
 しかし、自分の恋人がいくらきれいでも八百比丘尼のような人だったら・・・怖いですね。
 食べたのも人魚の肉ではなく貝だったと言う所もあるようです。
 若狭の国から都へは『鯖街道』が走っています。なにせ、4トントラックに7トンもの過積載で走っていましたから、この素敵な街道をカメラに収めることも出来ませんでした。決して道は良くないですが、この鯖街道こそこれ以上改良しないで置いて欲しいものです。全く別のバイパスを作り、全線保護してもらいたい道です。80Kmほどの間で雰囲気の残されているのが30Kmほどあります。
 秋深くに取材がてら出かけてみたいところです。

by je2luz | 2005-08-25 02:42 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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