LUZの熊野古道案内

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2005年 08月 24日

熊野の旅 番外 丹後の国・籠神社

 真井御前のところで触れた丹後の国とやらに足を伸ばします。
 この丹後行きは観光ではなく、他の用事で4トントラックでの道中に少し足を伸ばした形ですから、あちこち回れませんでした。
 『丹後の国』といえば『天橋立』です。この天橋立の西側の付け根に『籠神社』(このじんじゃ)があります。最近では『神道ブーム』もありかなり観光客も集まっているようです。丹後方面への道路が格段に良くなったということもあるでしょうね。
 この『籠神社』は『元伊勢』と呼ばれ、今の『伊勢神宮』の始まりといわれています。
 伊勢神宮の御神体『天照大神』を奉じて作られた『伊勢神宮』はこの場所から始まり、『ヤマトヒメ』とやら言う巫女などにより遷宮を繰り返し、その回数25回目にして『伊勢の国』にたどり着いてようやく定住の地にしたようです。
 丹後を出て以来いわゆる畿内を巡回しています。
 大和朝廷が全国制覇する時期にも重なります。
 『錦の御旗;ならぬ『伊勢の大神』をおしたてて、近畿、畿内を制覇して言ったのかもしれません。そうなると「ヤマトヒメ」はジャンヌダルクか?
 このように丹後の国は日本神道にとってはどうやら大切なところらしいですね。言うなれば『ど田舎』的な位置ですが、日本海を通じてみれば朝鮮半島も近く渡来人にとっては玄関口かもしれません。
 籠神社は伊勢神社の発祥の地だけにまさに『別格官幣大社』ですね。それだけに大鳥居など威容を誇っています。しかし、神社というものは割りと地味なものですから七堂伽藍などという雰囲気ではありません。
 今が御神体はおそらく鏡か剣でしょうが、本当の御神体はこの小高い山のようです。古代信仰よりは作為的な感じはしますが・・・
 ここの裏山に『真名井神社』があります。この真名井こそ真井御前の『まない』と同じものです。そして、一姫君が「まない」を名乗るのは異例かも知れません。この近くに真名井原というところに『真名井』という霊水が湧く井戸があるそうです。その水の霊験ならこの人一人ではないでしょうが・・・兎に角、幼少の頃より見目麗しかったそうです。
 その出所である『海部氏』は籠神社と共に絶えることなく今日まで家系が繋がる家柄です。
 籠神社には色んな神が祀られていますが『海彦』『山彦』に当たる神様だとか書かれています。こうした話もなにやら日本国成立に結びつける向きもあるようです。
 天橋立の東側には『文殊堂』が祭られています。これも。文殊菩薩は何たらの神だとか言われますが・・・
 昔話は昔話・・・神話は神話・・・無理してそのまま歴史にしなくても・・・100年前に現実あったことでも伝承のあやふやなこと・・・いかに曲げられるか・・・100年はおろか60年余り前のことでもですよね。
 気楽に『ふーん』と話を聞き、それよりは自分の感性でその『場』が居心地が良いか悪いか判断する方が大切だと思います。良い事書いてあるからありがたい・・・有名だから御利益がある・・・そんなものではないでしょう。
 神社などというものは御利益などあるはずが無いのです。清らかな場所に身を置いて自分自身の浄化力を呼び覚ます効果はあるでしょうが・・・妻に、何も考えないのが大切なのではと思います。これは全ての霊場に当てはまると思います。
 お経を唱えるのも放り気の無い庶民では心を無にする手段でしょうね。
 ここに参拝するなら、裏山に歩いて10分。是非奥宮に回ってください。

威容を誇る大鳥居です。この前に広い駐車場がありトラックでも止められます。

カメラは

by je2luz | 2005-08-24 13:39 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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