LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2012年 06月 30日

熊野の旅 熊野と自然エネルギー 

 熊野というところ…
 今式の若い娘に言わせれば、「パワースポット」でしょう。
 何しろ、「神々の郷」ですからね。

 しかし、今流の自然エネルギーで言うと、そんなに豊かな方では無いです。
 もう、水力発電の方ではかなりの資源を利用しています。
 この先は大型発電所を作れる場所は少ないでしょう。
 過疎化が進んでいるので、水没させても立ち退き対象は多くないし、山林の価値が全くなくなっているのでコスト的には安くはなっていますが…
 他で言うと…
 「風力」ですが、こちらは「コンスタントに風が吹く…」と言うような高原とか峠がありません。
 主な峠の「矢ノ川峠」・「長尾山」・「風伝峠」・「小阪峠」などは無線などでなじみのある所ですが、どこも台風の時には50mを超す暴風が吹き荒れますが、普段にそよそよと風が吹き続ける所ではありません。
 山又山が横に連なるのなら裏表の気候の差で風が生まれるのでしょうが、紀州はかつては「紀伊山脈」と呼んでいた山々も、「はてなし山脈」なんて短いのを除いて「紀伊山地」と呼ばれる「山塊」扱いになっています。
 つまり、峠、尾根を挟んだ気候の差でコンスタントに風が生まれるという地形では無いのでしょう。
 測るまでも無く。体感で分かる程度です。
 そして、「太陽光」…
 これは、一般に思われるよりは海岸線なら太陽は出ます。
 瀬戸内のようには行きませんけどね。
 でも、ここは近くに大きな電力消費地がありません。
 今の技術ですと、送電ロスもあり送電コストが他より多く掛かりますね。

 残りは「波力」なんてのもありますね。
 これは冬場を除いてエネルギーはたっぷりです。
 しかし、いきなり外海になる場所では利用しにくいでしょう。
 これも、発電量の割に送電コストの掛かる所では…
 目の前の日本海溝との温度差による熱電対発電も考えられますが、まだ実用レベルでは無いようですしね。
 
 「地産地消」と言う考えでなら、小規模水力発電などもやれる所はそこそこあります。
 水を分水するなんてことは「水利権」が全部「電源開発」に握られているので不可能ですが、一時利用で元の流れに戻すなら水を利用させて貰えると思います。
 何しろ、一山越えて、熊野川水系に降る雨とわき出した地下水はその一滴までが孫末代まで「電源開発」の物という契約が交わされているのですからね。
 太陽光もメガソーラーとかではない物なら出来るでしょう。
 工場なんて無いし、電車も無いのですから、家々の屋根にパネルを載せるだけで余るだけのエネルギーが降り注いでいます。
 ただ…
 私でもそうなのですが、今更屋根にソーラーパネルと設置しても、償却できるするまで自分の寿命が無い人が多すぎて…
 半分以上の建物は対象外になるでしょうね。

 私が設置したのはたった一枚のソーラーパネルです。
 LED照明とかノートパソコンは夜中中十分まかなえますが、コスト的には???
 これは「非常電源」として作ったもので、実用的にならせめて10枚は並べないといけませんね。
 それだけあれば、冷蔵庫も掃除機も洗濯機も回せますけどね。
 でも、コスト的には引き合わないです。
 余命10年とかでは…

 40年ほど前…
 この家を設計する時にやりたかったのですが、時代的に早すぎて出来ませんでした。
 シャープの社長宅がソーラーを据える前でしたからね。
 「売電」なんてことももちろん出来ませんでした。
 全く自己負担・自己完結ではどうしようもありませんでした。

 我が家は長期間の停電でも何とか暗闇ではない生活が送れるようにしましたが、一番怖い「津波」では、この装置もろとも壊されるかも知れません。
 津波さえ15mの堤防を越さなければ…
 太陽に比べればほんの些細な地球の身震いなのに…
 利用できる自然エネルギーってわずかな物ですね。
d0045383_1122944.jpg


 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-06-30 11:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/16196132
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 私の知らない矢の川道      熊野の旅 古い道 評議道 >>