LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2012年 06月 25日

熊野の旅 短い川 長い川

 熊野市内には川が沢山あります。
 地形が複雑だし雨は多いし・・・
 おまけに低い山なのに海から見える山の斜面に降った分の水はほとんど平らな所が無いので、合流すること無く海に落ちてきます。
 つまり、海側の斜面では。見えている所で始まった川が見えている所で海に注ぐのです。
 山のひだの数だけ川が出来ます。
 知床ほど切立っては居ないし奥が深くないので小さな川が多いのです。
 その反面。裏側の斜面の水は出口が無いので延々と迂回してかるか先の新宮で海に出ます。

 海の側斜面の短い川でも、雨が多いし、水が染み込んでしまう砂地や土石で出来た扇状地など無く、山からしみ出した水がそのまま流れてくるので小さいのに水涸れしない川ばかりです。
 源流から数キロしか無くても水が切れない…
 だから川魚がちゃんと住んでいます。

 隣の河口まで随分離れているし、大洪水でも隣の川と合流したことが無いはずなのに…
 どういう訳か同じ魚が居ますね。
 まさか、今の悪質釣り人のように魚を放して廻った縄文人や弥生人が居たとも思えませんしね。
 鮎やウナギは海に出るから分かるんですけどね。
 ウグイの一部も海に出るとか…
 でもハエなんてのは塩水には弱いのに…

 この短い川にお化けウナギが居たりします。
 そんなに餌が豊富とも思えないし…
 大きくなったらすぐに海に出られるのに…
 新鹿の里川でもお化けウナギが捕れたことがあります。
 渇水期の川幅と同じくらいの丸太ん棒のようなやつだと新聞に出ましたね。
 大泊の宮川でもあったとか…
 そんなに沢山のウナギが育つほど川が大きくないのですが、ちゃんとシラスウナギはやってくるのですね。
 鮎も居ますね。
 キロメートルと言うより百メートル単位でしか生息域の無い川でも住み着いています。
 ポリネシアの人のように住めそうな川を探して鮎も旅をしたのでしょうか?
 不思議な物です。
 ウナギとヤマメは山を歩くそうですけど…

 最近ではそんな川が住民の脅威にもなっているのです。
 「地震・津波」が関心事になると海に注ぐ川が怖いのです。
 わずか数百メートルの河口部分しか平では無いのに…
 でも、その範囲に家が建っていますからね。
 30メートルの高さを稼ぐ山までの距離も近いです。
 距離にすれば数百メートルです。
 他所よりは近いです。
 それでも…
 津波が来るのが4分とか10分とかだそうです。
 避難するのは…
 半分ほどがお年より…
 震源地が近いので立ってられない揺れが1分ほど続き…揺れが止まって気が落ち着く頃には2分はたっています。
 玄関に行って靴を履いて外に出ると早くて3分でしょう。
 残り1分で何メートル行けるやら…

 津波対策で「河口樋門」を作って欲しいという要望も出ています。
 津波まで三十分もあった所でも消防団員が死んでいます。
 4分とか10分で締められる樋門は今のところありません。
 地震センサーでギロチンのように落下するものでも作らないと駄目ですね。
 電動式なんて速度は遅いし、電気は止まるし…

 こんな綺麗な自然にも見方によっては問題もあるのです。
d0045383_11542658.jpg

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-06-25 11:50 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/16134202
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 生産地? 消費地?      熊野の旅 熊野川 成川の渡し >>