LUZの熊野古道案内

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2005年 08月 23日

熊野の旅 番外 真井御前と神話の世界

 甲山・神呪寺(かんおうじ)と言えば御本尊は『如意輪観音』です。そして開いたのが『如意尼』です。
 世の悩み、苦しみから救ってくれる観音様、それも『意の如く』ということで、如意輪観音を祀るこの神呪寺は霊験あらたかに何でもきいて貰える場所として民間信仰的にも人気があるようです。
 さて、この真井御前については前に少し書いたようにこの時代の人にしては珍しく生まれもはっきり?しています。
 生まれは丹後の国の国作りであり、元伊勢・籠神社・・真名井神社とゆかりの深い『海部氏』の娘として生まれたとされています。ちなみにこの海部氏とは元総理大臣海部さんもこの一族と言われています。
 空海の周りには、実に様々の伝説が生まれ、場合によっては聖徳太子などと共に日本の歴史を動かした影の実力者、エスパーと考えるグループもあります。日本神道との関連でも、本来の神道を陰に隠してしまったのが聖徳太子、さらに封じたのが空海などという壮大な説まであるようです。
 しかし、空海は高野に入るとき鎮守として先ごろの『丹生都比売神社』を祀っていますし・・・
 どうも、神道復活を目指すグループの一部にあるの説には不気味なものを感じます。
 真井御前の『まない』は『真名井』であり籠神社の奥宮とも繋がり、果てはヘブライ語で旧約聖書にまで繋がると言う説が流れています。つまり、天皇渡来が旧約聖書真で遡り、本来のユダヤの民が世界に散ったとかいう説に結びつけるものです。
 このように真井御前はその門地出所から神話の世界に結びついてしまっています。
 ただ、確かなのは、御前は美しく、聡明で如意輪観音に帰依し、空海の二人といない弟子であり、生死を共にする結びつきがあったと言うことです。その他のややこしい話は余分だと思います。
 この神呪寺は何でもきいて貰えるお寺なのですが、如意輪観音様に直接お会いできるのは年に一日だけです。いかにも、関西らしいのは、本堂の外に『びんずる様』が祀ってあることです。あちこちの寺にありますが、この仏様は頭や膝をなぜながらお願いをすると聞いてもらえるという、簡単明瞭なありがたーい仏様です。当然、ここの「びんずる様」の頭もつるつるになっています。ぜひ、頭をなぜてお願いでもしてみてください。
 本堂の脇には『大師堂』があります。
 本堂の階段に腰をかけて眺めるとも無く下界に目をやると、何となく心休まる場所です。

 鐘楼・・・この鐘は撞くことが出来ます。

これが『びんずる様』なぜられてピカピカ光っています。
 カメラは共に

by je2luz | 2005-08-23 13:21 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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