LUZの熊野古道案内

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2012年 06月 21日

熊野の旅 ふるさと公社 相撲協会

 紀和町ふるさと公社と日本相撲協会・・・
 縁もゆかりも無い二つの団体です。
 でも、この二つは「財団法人」という組織です。
 相撲協会は法律改正によって、新しい公益財団法人に移行しようとしていますね。
 紀和町ふるさと公社はこれも営利を目的としたもので、財団法人に留まることが出来ない物です。
 確かに瀞流荘とか湯ノ口温泉なんて財産もありますが、それの管理のためでは無いですからね。
 いまは、食肉加工センターや漬け物工場、どぶろく醸造所などを抱えたまさに営利団体ですからね。
 法的に、目的がおかしいから、組織の改編、冠の取り替えの準備中です。
 でも、熊野市民にとって本当に問題なのは、これらの事業全てが赤字であることです。
 こうした物が紀和町の所有であった頃から改善はされていません。

 過疎地対策、僻地対策という名目で施設は作られてきました。
 以前にも書いたように、「資源探査」という名目で本来は探したはずの「銅」などは有望な鉱脈が見つからず、偶然「見つかった温泉」を残したのが、今の温泉の始まりです。
 「偶然」ではなく「目的」だったのですし、「残した」のは「残して貰った」なのですけどね。
 資源探査のボーリングの穴は塞ぐのですが、真の目的の温泉を塞ぐ訳には行きませんからね。
 遙か前の時効が何回も成立する前の、優しいお上のしてくれたことです。
 と、言うことで…
 それ以来、赤字を積み重ねる事になったのです。

 温泉の出が悪くなってきたので、つい先頃、再度ボーリングをして湯量は確保されました。
 でも、各施設共に老朽化が始まっています。
 「採算が合わなくても、雇用を産んでいるのだから良いでは無いか!」と言う答弁も出てくるのですが、この先これで良いのか疑問ですね。
 経常赤字の他に、補助金垂れ流しの施設建て替えなんてのもあり得ますからね。

 湯ノ口温泉などの湯は良いお湯です。
 単純泉で匂いプンプンというものでは無いですけどね。
 谷間のログハウス風のバンガロー群も少々たてこみすぎでゆったり感は無いですが、悪くは無いです。
 入鹿鉱山の遺物の「トロッコ電車」も動物園のお猿の電車と違い本物の良さがあります。
 保津川のトロッコ電車のように景色を愉しむものではありませんけどね。

 こんなものも、遠方からおいで戴くお客様のために公金を注ぎ込んで維持しております。
 国民の福利厚生のためです。
 つまり、利用しないと損な訳です。
 「瀞流荘」では昨日載せた「熊野地鶏」や「キジ肉」がプロの調理で食べられます。
 お土産も買えます。
 それから、「千枚田米」も食べられるのかな?
 うまく行けば「どぶろく」も口に出来るかも…
 温泉は後醍醐天皇にまでさかのぼれるのだとか…
 その時も「銅山」に付随して発見された物です。
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 このトロッコ電車が体験できるのは湯ノ口温泉と瀞流荘の間のかつての幹線部分です。
 このトロッコが地中。山の中心部まで走り回っていたのですが、坑道という物は採掘当時でも落盤・崩落が起きる危険な物ですし、廃坑なってからなど危険で入れません。
 炭鉱のフィルムなどで見る、狭い素掘りトンネルの急傾斜を地底に急傾斜を下る…というものではありません。
 ものすごく狭い線路に小さな車両…
 この線路の末端・切り羽の状況が分かると思います。
 本当に安全を優先したら、この区間でも観光用運行は難しいかも知れませんね。
 楊枝川とかに抜ける道路からは所々でこのトロッコの線路が山から姿を現す部分が見えます。
 かつての飯場の跡もあります。
 鉱山の跡が一杯あるのですが、危険が一杯で観光には使えませんね。
 そんな場所は不気味さがあります。
 古くは「無宿者」戦時中は「英国軍捕虜」「半島からの動員労務者」までが命がけで働いた場所ですからね。
 佐渡の金山は今では観光地らしいですけど、昭和38年かな?その当時はまだまだ整備されて居らず、坑道も生々しすぎました。
 こうした場所まで「観光」で銭にしようというのは嫌ですね。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-06-21 12:18 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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