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LUZの熊野古道案内

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2012年 06月 19日

熊野の旅 通過地点

 木本・有馬・志原・阿田和。鵜殿などjは古くからの町です。
 今で言う「熊野古道・浜街道」の途中にあり、時代によっては沢山の旅人が通った所です。
 途中では「新宮」と「本宮」への分岐点・追分もあります。
 交通の要衝でもあったのです。
 木本などは近代になっても、鉄道の終点で、巡航船への乗り継ぎ場所として旅人に知られた場所でもありました。
 当然のように、旅籠・飲み屋から女郎屋まで揃う町でした。
 鉄道・紀勢本線全通と同時に通過地点になりました。
 観光客も紀伊勝浦へ行く途中で鬼ヶ城に立ち寄ったのです。
 列車の観光客は鬼ヶ城にも寄らなくなってしまいましたね。

 「紀伊山地の霊場とその参詣道」が世界文化遺産に指定され、「霊場」を無視して道の部分だけを強調して、「世界遺産・熊野古道」なんて呼んで客を引こうとしましたが、ポイントの無い「道」ではやっぱり「おたく」以外を引っ張れないようです。
 
 歩くことが目的の「道」なのに…
 高速道路が出来たら流行るだろう…てえのも不思議な発想です。
 それを当て込んで、「お綱茶屋」なんてのを作り、今度は「鬼ヶ城センター」を5億掛けて作り直します。
 世界遺産とかはどうでも良いのでしょう。
 金を使わせる場所を作ることが観光だと思い込んでいるようです。
 丹後国、宮津では縞の財布が空になった…なんて言いますが。「二度といこまい」という段がありますものね。

 折も折…
 国土省の方で、熊野から先の延長計画が発表され、そのルート設定についてアンケートを採るとか言い出しました。
 市民は単純に喜んでいます。
 ものすごく期待している人も居ます。

 高速道路、不通区間の尾鷲市内がつながり、熊野・大泊から新宮までもつながったら…
 東京からでも名古屋からでも、尾鷲も熊野も通ったことは道路標識で「尾鷲出口」「熊野出口」なんてのを見るだけになります。
 鉄道も全通して「特急列車」の時代になって途中下車など無くなりました。
 道路も、平地を走ってくるから鬼ヶ城にも寄る人も居れば、獅子岩に車を停める人も出ます。
 中にはお綱茶屋などでお金を使う人も居ます。
 でも、高速になれば…

 どこだって、だれだってそうなのです。
 途中で寄り道って面倒なのです。
 近畿自動車道でも。一旦乗っちゃえば、「滝原宮」も「新竹」も「白子屋」も「起きん茶屋」も無視です。
 「大紀町」も「多気町」も「松阪」も「津」も「鈴鹿」も関係なく走ります。
 観光の面では途中を白地図にしてしまうのです。
 自分が走る時のことを思い浮かべないのでしょうかね?

 宮津で縞の財布が空になったのは「観光」ではなく「歓楽」だったはずです。
 日本で一箇所だけの特区にでもして「ばくち場」と「飾り窓」でも作れば、縞の財布くらいは空に出来るでしょうけどね。

 三十年ほど前に、「柳谷でラスベガスをやろうよ…」なんて市長に言ったことがあります。
 その時の市長・坪田さんは…
 「それは俺も考えたよ。何しろ熊野市には金が無かったさか、やりたっかんじゃ。あそこは二箇所閉鎖したら出入りが出来んさか最適じゃよ」と言いました。
 僻地で確実に金に出来るのはそれくらいでしょう。
 現実はそうも行かないし…

 日本の観光地図がどんどん空白になって行きます。 
 ネットでは宣伝だらけ…
 これは紙の地模様みたいな物で無いのと同じになってきます。

 あなたは、自分の行きたいと思った所以外の観光案内なんて検索して探したことありますか?
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熊野市周辺地図です
 

 

by je2luz | 2012-06-19 09:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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