LUZの熊野古道案内

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2012年 06月 16日

熊野の旅 ぜんざい市

 今日は第四土曜日…本町・石畳・古道通りの「ぜんざい市」の日です。
 雨です。
 梅雨時ですから晴れる方が少ないでしょうね。

 熊野古道が世界遺産に指定されてから始まった行事ですから、もう8年くらいになってくるのでしょうか?
 来月、7月7日に指定八周年ですからね。

 こうした熊野古道関連のイベントは、当時、三重県の肝いりで補助金が交付されて始まった物がほとんどです。
 その受け皿も。県の肝入りで設立された物が多いようです。
 こうした物は世界遺産関連だけでは無く、何時の場合も年月が流れると…と、言うより…
 割合と早く県などの関心が薄れ、「補助金」がカットされて行きます。
 大体、行政と言う物は新しいイベントが大好きで、どんどん作りますからばらまける金の限度からそうなるのです。
 「金の切れ目が縁の切れ目」では無いですが、実行する側もさっさとやめちゃう物もあるようです。
 そんな中で。「ぜんざい市」はしぶとく頑張っています。
 商店街の活性化というキャッチフレーズもあるのですが、「松本峠熊野支部会」なんてのが主催しているようです。
 この部会と本町通り商店会のメンバーがダブっているので外から見ると判然としません。
 この辺で500円買い物すると券が貰えるようです。
 
 ぜんざいだけでは無く他の催し物があったりします。
 ただ…
 人の通らない通りですからねえ…
 広大な面積のところにたった19000人しか住んで居ないのです。
 そして、かつてのメインストリートもお店が写真屋・呉服屋・茶碗屋・散髪屋・布団屋・雑貨屋・酒屋・化粧品屋・駄菓子屋・呉服屋・鉄砲屋・用品店・肉屋・風呂屋・仕立屋・履き物屋・プロパン屋・・・これだけかな?
 小料理屋・クラブもありますね。
 全長600mほどの石畳の町並みなんですけどね。
 
 かつては紀勢線が紀伊木本駅で終点だったし、その先に進む旅人はこの道「県道木本停車場線」を歩いて鬼ヶ城東口・脇浜まで「巡航船」に乗りに行ったのです。
 更にその昔は「浜街道」の一部でしたしね。
 矢ノ川峠が全通し省営バス(国鉄バス)が紀伊木本駅から尾鷲駅を結ぶようになって、木本に泊まる人も減るし巡航船に向かって歩く人も居なくなりました。
 そして、昭和36年には紀勢線全通…
 「紀伊木本駅」は「熊野市駅」に変わり、普通の通過駅になりました。
 その頃には日本は高度成長期に入り若者は全部都会に…
 かくして本町通りから…いや、熊野市から人並みとお店が消えて行きました。

 60代70代が頑張って本町商店街と古道通りを守っています。
 世界遺産か昭和の遺物か???
 町並みは保存どころか取り壊しで歯抜け状態です。
 本町だけでは無く、新しい方の記念通りでも歯抜けが始まりました。
 田舎の町は歯周病に蝕まれています。
 アメリカみたいに広い国土だと見切りを付けられてゴーストタウン化するのかも知れませんね。
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熊野市周辺地図です
 

 

by je2luz | 2012-06-16 11:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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