LUZの熊野古道案内

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2012年 06月 14日

熊野の旅 海抜標示

 熊野市内にも海抜標示の看板が増えてきました。
 海岸部が優先されていたのですが、三重県の津波予想値が大幅に大きくなったので市内各所に出来るだけ多く出すようにしています。
 中心部の木本や有馬などでも数多く見かけられます。
 市街地は割合と高低差が少ないので近所で見れば大体自分の場所は推測できます。
 この家の辺りで海抜12mほどです。
 熊野市の設置した看板の場合、設置してある場所の地面の高さです。
 少数桁一桁で、12.3mとか出ています。

 地元の人は知っているのですが、木本や有馬では海岸線が一番高く、山に向かって一旦下がります。
 緩やかに下がっているだけですが、記念通りで3m以上下がっています。
 つまり、本町が一階床までの時に記念通り辺りでは一階がすっぽり浸かる勘定です。
 有馬も海岸線では11~12mほどなのですが、避難路によってはうんと下がった沼になります。
 高低差で7mとか出て、海抜4mほどに下がることもあります。
 つまり、津波まで時間の無い東南海地震だとその道に入ると言うことは、ものすごく深い水にはまり込むと言うことです。
 木本以上に山は遠いし、道は低いし…
 今のところその避難路しか無い場所では、はっきり言って最悪のシナリオの場合、手の打ちようが無いです。
 手近な「頑丈そうな建物」に避難する敷かないでしょう。
 私の家でも、最悪のシナリオの場合、逃げる時間が足りないと思えます。

 20mから30mの津波が来るとすれば…
 それも、5分から10分ほどだと…
 揺れが止まって玄関で靴を履いた頃には…

 山まで500mとか700mと言いますがかなり難しいです。
 国とか県の死者予測は甘いように思えます。
 でも、日本中の海岸の町を全部高台へ…なんて不可能な話です。
 熊野市だけで5000戸にはなるでしょう。
 引っ越して放置する土地は担保にもなりませんしね。

 おとなしい水なら、輪中の家のように軒先に船をぶら下げておけば命だけは助かりますが、津波ではその手も使えません。

 数年前から、「逃げてくれ」と言い続けてはいるのですが、それすら出来ない事態が起きたら…
 考えようが無いですね。
 無いことを祈るしか無いとは…
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by je2luz | 2012-06-14 08:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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