LUZの熊野古道案内

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2012年 05月 11日

熊野の旅 入り込み客

 観光地でお客さんの数を言うときには「入り込み客」という言葉を使います。
 「観光地」ですから「よその人」がお客さんであり「地元の人」は数えないのです。
 と言っても、入場料・整理料などを徴収しない所ではこの数字も実に大まかなものです。
 今の時代ならセンサーを付けてカウントすることも可能ですが熊野古道のような所ではやっていません。
 
 国道は監視装置が増えていますし、それ以外の道では、年に何回かカウンターを持ったおじさんやおばさんが「カチャカチャ」と歩行者とか自動車を数えていますけどね。
 統計というのは「抽出したサンプル」で全体を推計します。
 一日調べて一年を推計するとずいぶんの誤差も出ますね。
 
 この推計数が元になって企画や予算が変わってきます。
 何かが無いと説得力が無いのでそうなるのでしょうね。
 飛行場を作ったりするときの計画書に使われる数字なんかはもっと漠然としたものから作り出す「作文」なのですけどね。
 後追いで発表する「実績」なども多分に「作文」が含まれることが多いように思われます。

 「東紀州観光まちづくり公社」と言う三重県の外郭のような所が、「熊野古道来訪者数(推計値)」を発表しました。
 ベースの数字が何なのか知りませんが、実に細かく推計しています。
 熊野市内では…
 浜街道・花の窟 37.682人
 松本峠      20.604人
 観音道       9.984人
 波田須・大吹峠 13.818人
 二木島・逢神峠 10.426人
 などがカウントされています。
 これがきちんと月別に推計値が出されています。
 昨年度の台風12号・15号の災害の影響も加味されているようですが、ものすごく不自然な数字も並びますね。
 この「東紀州観光まちづくり公社」と言うものは、イベントを企画したりの他にこんな業務もやっているらしいです。
 だから、こんなに細かい推計も作るのでしょう。
 いくら???があっても、今のままの方が良いですね。
 「不正確だ」などと言うと、千万単位で予算をぶんどって熊野古道中に臨時職員を配置して通行人をカウントし始めかねませんからね。
 それに、私の持っている熊野古道歩きの人の推移も家の前国道と本町石畳道を通るハイカーの数を何となく眺めた「感じ」からのものですしね。

 どっちにしても、こうした推計値でさえこの程度なのです。
 松本峠の一日平均が56.4人 日曜日は平均の倍として113人 人が通る時間を6時間とすると時間当り19人ほど・・・三分に一人ですね。
 うーーーん
 私が写真を撮りに行って滞在するのが一時間ほど…
 三脚を熊野古道の真ん中に立てたこともあります。
 「邪魔になりそうだからと言って「ごめんなさいね」とハイカーに言ったこともありません。

 増えているという説と減っているという説があるのです。
 ともに推定ですね。
 増えている方が都合が良い部署では「増えている」・・・
 どうでも良いところでは「減ってきている」・・・
 果たしてどっちなのでしょう?
 土産物屋なんて言う「観光産業」は事実上「熊野市営」のしか無くなってきたのですから町の人には実感が無いのです。
 市民には知らされていませんが、観光客のお土産に補助金を出しているようなものですからね。
 こんな数字を元に「300人が一度に食事できる食堂」を建てる訳です。

 まあ、かつては鬼ヶ城の入り込み客、十数万なんて豪語していたこともあるのですけどね。
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by je2luz | 2012-05-11 11:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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