LUZの熊野古道案内

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2012年 04月 27日

熊野の旅 井戸川災害復旧工事 3

 井戸川の中流部、下の大馬神社・宇井団地から上流に関しては、砂地の河床では無く岩だらけの川です。
 洪水直後に積み上がってしまった岩を一部取り除きましたがまだまだ足りません。
 この区間に入ると道路や堤防の護岸が壊されたり、足元をえぐられて宙に浮いたところが沢山あります。
 井戸川の護岸に関して言うと、ものすごく根の浅い石垣、擁壁だらけです。
 少し下に岩盤があっても岩着させていないところが多く、そこがやられています。
 この洪水で構造的な手抜きが露呈した格好です。
 まず、そうしたものの修理と壊れていないところでも、根を深く下ろして洗われても崩落しないようにする工事が先に行われます。
 
 井戸川本流にはそこそこ大きな砂防ダムもあります。
 これはとうの昔に土石で埋まってしまい役に立っていませんでした。
 掘削浚渫をお願いしてもやって貰えなかったのです。
 今回ほどの土砂が流出すると、全部を止めることは不可能ですが、多少は被害を軽減できたでしょう。
 この土砂除去工事は「災害復旧」に当たらないと言うことで、砂利採取業者さんに取って貰うとか・・・
 「本来は中々許可の下りないものをただで許してやるから取ってくれ・・・」と、言うことなのですが、砂利業者と言えども、要らない分の石や砂は要りませんし、泥混じりのものは要りません。
 そして、一気にダンプカー数百杯とか千杯とかの量も要りません。
 県土木が思うほど・・・と言うより・・・効果があるほど採れるのは何時になるやら・・・
 金を払ってでも早急に取り除いてくれるようには要望しておきましたが・・・
 背後地の大馬・瀬戸の山が非常に危険で土石流が何時起きてもおかしくない状況ですからね。
 そちらの方も「林政」と合議して出来るだけの対策をするよう要望するしておきました。
 何しろ、ほとんど全部が県の管轄ですし、私は県議ではありませんからこんな機会に要望するのが近道です。

 「県道七色峡線」の復旧はまだまだ当分先です。
 狭い峡谷状の所なので、土嚢を積んで仮設で車を通してしまうと工事は出来ないし、仮設と言えども河川敷を使うほどの川幅も無し・・・
 仮橋を架けて向こう側の山腹に道を付け、もう一本仮橋を架けて戻ってくると言う大工事で仮設道路を作ります。
 それが出来るのは来年の夏以降になりそうです。
 更に本復旧が出来上がるのはもう一年先・・・
 神川の人・和歌山県北山村の人・野地製材の人には随分待って貰うことになりますが、地形が悪すぎます。
 通れない二年・三年の間にも過疎は進むのでしょうね。
 片道20分から40分余計に掛かるのが二年三年となると・・・
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 このように井戸川を見ると、河口部から上流まで、ほとんど切れ目無く災害復旧工事が行われます。
 復旧工事以外では、流木を止める柵が一基作られます。
 普通の台風の雨程度ならそんなに多くの流木も出ませんから役に立つでしょう。
 膨大な量の時にはこれがダムになって県道を川が流れると言うこともあり得るような気もします。
 そんな雨が降らないことを祈りますが、温暖化が進むと・・・
 小氷河期が来るとそっちは言いにしても、もっと困るでしょうしね。

 この辺では珍しかった「沈水橋」も無くなります。
 取水用の堰も姿を変えます。
 水はけは良くなっても段々味気なくなるのが日本の川です。
 取って付けたような「親水公園」を作っても、出来たときには文化人は褒めますが、その人たちも近寄らない代物ですしね。
 
 「神仏のご加護を!」
 熊野は神々の郷
 日本は神国
 「神」に頼らないといけないと言う意味なのかも知れませんがね。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-04-27 10:50 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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