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LUZの熊野古道案内

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2012年 04月 26日

熊野の旅 井戸川災害復旧工事 2

 昨日に引き続き井戸川の台風12号関連水害復旧工事についてです。

 河口から3Kmほどの平坦部分は川底の浚渫が主な工事になります。
 単純に護岸のかさ上げと行かない所ですから…
 両岸を同じようにかさ上げしないと低い方に集中するし、道路をあげるには敷地の狭い区間も多いし、パラペットで上げるにも用地を確保すると神田川状態になりかねませんし…
 更に合流してくる小さいとは言え支流も勾配が無いので逆流しますし…
 以前に川から少し離れた井土で喫茶店を借りてやっていたとき、12号ほどの増水でも無かったのにそばの側溝から井戸川の水が噴き上げてきましたからね。
 一筋縄で行かないのが「水」というものです。

 災害復旧ではやれませんが、ボックス・カルバートをもう一本増設しようという計画も検討されています。
 説明会では。「カルバートが邪魔をしているから水が溢れる!」となじる声もありましたが、事実誤認ですね。
 伊勢湾台風の後、あのカルバートが作られたのです。
 昔からの念願であった、「河口閉塞」から、井戸の人は解放されたのです。
 それまでは、台風の度に河口が詰まって川が溢れ、鉄道から山側の田圃は湖のようになったのです。
 あれが出来てから少し安心できるようになり、田圃が埋められて住宅地に変わったのです。
 カルバートが無かったら…
 住宅地が出来なかったでしょうから、確かにこうした被害は無かったかも知れません。
 ほとんどの人は、カルバートがあるから住み着いたのです。
 そんなことは意識はしないでしょうけど…
 つまり、今の赤坂も井土も井戸川の遊水池を埋めた所なんです。

 でも、こうして宅地になって人口の一割ほどの人が住み着いたのですから守らなくてはならないですね。
 その根本解決は「カルバートのトンネル増設」しか無いでしょう。
 大変な工事ですが隣町の「輪中」よりは効率の良い物です。
 必要な用地には数軒の家もありますが住んでいない所がほとんどですし…
 でも、中々土地が買えないのが熊野なんですけど…

 もう一箇所…
 鉄道の鉄橋が低いのと橋杭が矢鱈と多いのも困りものです。
 昔に作った鉄橋で、橋桁がすごく細く、それを支えるために橋杭が多いのです。
 さらに、線路自体も低いのです。
 大水になると紀伊木本駅当時から駅前が冠水する高さに設置された紀勢線なんです。
 線路が冠水する前に橋桁には水が当り、近年のように山からの流木が増えると引っかかって当たり前です。
 今回も浸水もここがダムになりましたから…
 そして、その水圧に耐えられなくなって向こう側の橋杭が傾き橋桁が落ちたのです。
 しかし、これの改良は線路のかさ上げが必要だし、道路のように手前でひょいと持ち上げる訳にも行きませんから、まずやっては呉れないでしょう。
 向こう側はポイントだらけの駅構内ですしね。
 いくらJR東海が黒字でも、紀勢線は一度も黒字になったことが無いですから…
 
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-04-26 10:43 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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