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LUZの熊野古道案内

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2012年 04月 25日

熊野の旅 井戸川災害復旧工事 1

 昨夜は三重県紀南建設事務所(県土木)が行った、台風12号関連水害の「井戸川流域災害復旧工事説明会」に行ってきました。
 私の住んでいる木本町は井戸川の水はあふれてこない所なのですが、仕事柄、井戸川の工事についても沢山の質問を受けますし、知りたいこともありますから住民では無いのですが出席しました。
 小選挙区制では無いので、市内全域が受け持ちですしね。

 何しろ、井戸川は大峪と大馬の二つの源流から河口まで切れ目無く全域やられましたからね。
 少し前に、瀬戸と大馬では説明会を済ませたようです。
 そして、住宅密集地の井戸中心部の説明会になったのです。
 被害戸数が多かった割に説明会への出席は少なかったです。
 「災害復旧工事説明会」であり「要望を聞く会」では無いので意欲が湧かなかったのかも知れません。
 この手の工事は名前の通り「復旧工事」が主体です。
 以前に比べれば、「復旧」では無い部分の「改良」「防災」の感覚も増えていますが、それでも国の予算もやっぱり「災害復旧費」ですから住民の思うには任せません。
 これは、あれだけ言われている東北の災害でも同じですね。
 ここは規模が小さい分、無理も利きにくいです。

 井戸川河口から下の大馬神社(遙拝所)までの平らな区間と、その上流では様相が全く変わる川です。
 たった3Kmほどなのですが、下流部は砂地の川で、その上からはゴロ石どころか大きな岩が積み重なる川に変わるのです。
 山が急なのと出口が狭いので扇状台地にはならなかったのでしょう。

 この下流部はこの水害で水があふれて住宅街をどっぷり浸けてしまいました。
 そして、水が引くと河床が1.5m~2m位上がってしまいました。
 元々、遊水池になる河原が無い川になってしまっているのでこれではすぐに溢れます。
 と言うことで、この区間は秋までに浚渫します。
 少しだけ住民の人は安心するでしょう。
 「梅雨時をどうしてくれる!」と言う声もありましたけどね。

 でも、ここに元々ネックになっている鉄橋部分が立ちはだかります。
 国鉄時代からこうした土木工事の大きなネックになる事が多いのです。
 安全第一…運送事業法とか…元は日本国有鉄道として法律で守られてきた団体ですし、「ファミリー企業」なんてのが今でも厳然として工事全般を独占しているのも常識みたいな世界です。
 河川は国のもので、井戸川は三重県の管理なのですが、この部分は県土木でも中々手が出せないのです。
 災害の復旧で鉄橋を架け直すのも管理者の県の意向より東海旅客鉄道の方が強かったとか…
 私の今までの経験からしても「さもありなん」です。

 と、言うことで鉄橋のそばから河口のカルバートまでの300mほどの工事はどうなるかまだ未定だそうです。
 決して民営化されては居ません。
 良い意味でも悪い意味でも、やっぱり「国鉄」なんです。
           続く
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-04-25 09:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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