LUZの熊野古道案内

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2012年 04月 20日

熊野の旅 千枚田の田植え

 今年は春が来るのが少し遅かったです。
 遅かった春もやってくるとすぐに通り過ぎて、廻りはそろそろ初夏の香りがしてきたようです。
 今は春と初夏がごちゃ混ぜ…

 田舎では3月下旬になると田圃に水が入ります。
 今年は昨年の台風12号関連水害で水路がやられたり田圃の岸が崩れたり、田圃が土石で埋もれたり・・・作付けが出来ない所も多いです。
 お年寄りが守ってきた田圃の中には二度と耕作されなくなった廃耕田になってしまうところもあります。
 労力を掛ける力も無し・・・直してもこの先何年作れるやら…

 秋に干し上げた田圃は冬に「荒起し」がされています。
 春先に水が入り、かきまぜられると、寒さを生き延びた「ゲンゴロウ」や「ミズスマシ」などが泳ぎ始めます。
 そして、ドジョウもかすかな水分だけで眠っていたのから解放されて「水を得たように」泳ぎ始めます。
 「かえる」もたたき起こされて、眠そうにのそのそ動き出します。
 でもその蛙はすぐに卵を産んでオタマジャクシが出てきますね。

 今は「苗代」というものが無くなって、稲の苗は箱で育てられますから、田圃の作業は少し遅くても良くなっています。
 それに、「牛」で耕していた頃に比べれば格段に能率が良いですね。
 牛が田圃を耕している光景も昭和30年代に姿を消しました。

 熊野市で稲作が観光イベントになっているのは、「産田神社」と「丸山千枚田」でしょう。
 「産田神社」は宗教がらみと言うこともあり地元の有馬町の人たちが維持しているようです。
 紀和町「丸山千枚田」は熊野市が助成して?熊野市が主導で?やっています。
 そこそこ賑わうのですが、「これが観光か?」と言われると、首がうんとと横に傾きます。
 招待されたオーナーやお歴々の他にもカメラマンもそこそこ来ます。
 狭い田圃なので被写体が手の届くところに居て、写真にはしよいですからね。
 でも、来た人がお金を使うところもありません。
 駐車場を用意しシャトルバスも走らせ、職員も動員し… 隠れ予算も入れると大変なものです。

 5月20日 日曜日 荒天の場合中止もあります
   午前10時~午後1時
  紀和町丸山千枚田

 駐車場は紀和町板屋 「紀和B&G海洋センター」 会場まで無料シャトルバスが随時運行されます。

 この駐車場の前には朝日新聞が取り上げた、戦時中の「朝鮮人労働者」の慰霊碑があります。
 少し先には「イルカボーイズ」と言われる「英国軍人捕虜」の慰霊碑もあります。
 この地方の…いや、日本の負の遺産がこんな田舎の山の中にも残されています。
 子供連れで来るなら、こうしたものも見せたやって欲しいものです。
 と、言っても、肝心の大人が知らないのでしょうけどね。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-04-20 11:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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