人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2012年 04月 12日

熊野の旅 鰯から鰹へ

 そろそろ春も終盤です。
 桜も遅れていたし、二日ほど前も寒かったし…
 でも新芽が吹いて山の色も変わってきました。
 我が家の庭では「けし」が赤い色の花を咲かせています。
 私の写真では色は無いですけどね。
d0045383_10355594.jpg

 デジタルカメラでは無くフィルムカメラでここまで接写できる物は少なかった物です。
 花や虫をきちんと撮れるだけで飯が食えた時代もありますからね。
 今ではどこへ行っても「花の写真の個展」をやっていますね。

 陸の方の季節の替わりは年によって結構日にちがずれますね。
 海の方はそう簡単に水温が上昇しないはずですが、やっぱり獲れる魚が変わってきます。
 寒いさなかから始まった「シラスウナギ漁」も尾張の季節ですね。
 店頭に並んでいる「小イワシ」も結構大きくなりました。
 もうすぐ、「鰹」の季節ですね。
 「目に青葉 山ホトトギス 初がつお」 だそうです。

 この辺は江戸っ子では無いので、「女房を質においてでも…」なんてほど、鰹に夢中になることも無いです。
 鰹は茹でて「生節」にして食べる方が多かったですね。
 近年はすっかり様変わりで、「たたき」が主流のようです。
 「鰹のたたき」って昔はそんなにポピュラーでは無かったです。
 食文化もグローバル化しましたね。
 その分、旅先で、「これなんですか?」と尋ねなくてはならないような食い物は出てこなくなりました。
 日本国内だけでは無く海外へ行ってもまともなレストランで訳が分からないもので困ることも減っています。
 江戸時代から、観光案内本、レシピ本などが好きだった国ですから、地球の隅々まで調べて本にしちゃってますからね。
 中国人ほどでは無いにしても、食えそうな物は何でも輸入しますしね。
 「旅人」にとってあまり良いことではなさそうです。

 そのまま手で割って醤油か酢醤油で…炊きご飯で・・・なますで…
 矢鱈と使っていた生節が最近では結構高いし…
 真空パックして日持ちする代わりに身が締まってしまい味が変わった物が増えたし…
 更には、東京の百貨店などで売ろうとすると…
 「あーら、猫ちゃんの大好きな!」なんて言われちゃいますからね。
 『おいしいですよ。そのまま削って醤油を掛ければ…』などと言おう物なら・・・
 「あら!人間が食べても大丈夫なの?」まで良家の奥様には言われちゃいます。
 今の熊野では腹一杯食べられない高級食材なのにねえ。

 昔は真空パックしていない茹であげただけの生節でしたからすぐに黴びました。
 黒カビなどは削って捨てて、白いカビならそのまま炙って火を通して食べていました。
 「魚が黴びる」何て怖いのですが、そもそも「鰹節」も黴びているのですからね。
 それに、昭和30年台くらいまでの日本人は食中毒などにはもう少し抵抗力があったでしょう。
 「三秒ルール」どころか「三時間ルール」くらいでやっていましたからね。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-04-12 11:08 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/15710962
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 さてこの週末は?      熊野の旅 入学生17人 >>