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LUZの熊野古道案内

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2012年 03月 20日

熊野の旅 木本堤防撤去工事は完成 1

 二十数年来の国の懸案だった「木本旧堤防の撤去工事」が一応完成しました。
 この大幅な遅れは、沖合に作った「潜堤」の着工から完成への年月の長さです。
 この四半世紀、堤防問題が起きる度に私の名前が浮上しました。
 どちらかというと、堤防撤去の邪魔をする「悪者」という感じでした。
 古くて見場の悪い堤防が新堤防の国道側に張り付いていましたから、高波とかに関係ない人には単純に見苦しく邪魔だったのでしょうね。
 撤去工事差し止めを引き替えに熊野の中心部を高波から守ろうと言うことはほとんど報道もされませんからね。
 そして、一昨年、潜堤の完成が23年度になり、向こうとしては念願の「旧堤防撤去」に掛かれる見込みが立って計画が発表されました。
 ここでも、もう一度ストップをかけ、今後の更なる対策を要望し、入札延期、対策の約束を取り付けての工事着工でした。

 撤去開始すると、昔の石積み堤防が姿を現し、その頑丈さから、その部分の撤去を取りやめそっくりコンクリートで固める工法に変更したりしました。
 撤去工事も「ワイヤーソー工法」などと言う無音に近い方法がとられたり、住民対策もなされました。

 最初立ち上がり、海岸に面した家全部を回って、署名と捺印をお願いしたときには120人ほど居た住民が、今回には40人ほど…
 波が怖くて逃げ出したのではなく、高齢化が行き過ぎて住民が居なくなったのです。

 ここに国道が出来て40年あまりです。
 元は木本の裏通りだったのですが、その時からは国道に面した「一等地」?になっているのですが、生活しにくいほどの騒音はない代わり、商売するほど車は通らないし…一時期店を出す人も居ましたが、今国道に向かって商売しているのは「モスバーガー・ドライブスルー」だけです。
 そんな状態でも、この通りに波が上がれば木本は大変なことになります。
 堤防の後ろの国道は海抜12mほどありますが、中心部の駅や井年通りは4mほど低いのですからね。
d0045383_10344578.jpg

 真新しいコンクリートでまぶしいような物ですが、この新堤防も本体はもう20年を超えてきています。
 月日は流れる物です。
 その新堤防を潜堤が出来る前に、少なくとも二回波が越えている事実も知られていません。
 そして、潜堤が出来てからは堤防に波が当たることもほとんど無くなったこともです。
 こちらに向かって生活している人が居なくなったし、老齢化で耳も聞こえにくくなったですからね。
 毎年堤防に花火の桟敷を作り続けた木本生え抜きの長老もお亡くなりになりました。
 山間部で育ち、東京で暮らした私がここを知る数少ない人間になってきてしまいました。

 今回はこうした立派な階段も付けられました。
 でも、色々問題もありますので、手直しなどを県の方に申し込んであります。
 これからも大変です。
 地震までに間に合えば良いのですが…

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-03-20 10:50 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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