LUZの熊野古道案内

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2012年 03月 03日

熊野の旅 安近短では無いけど…

 観光の見込み客って、昔は「のーきょー」も大きな物でした。
 しかし、この「のーきょー」さんも、国内から海外まで旗を持ってのし歩いた時代が終わり、田舎でもその存在自体が分らないようになってきています。
 熊野市のように農業規模が小さいところでは、農産物で動くお金も少ないし、山間部の多くの組合員の居たところは超過疎化してしまい、支所・出張所・売店もなくなったくらいです。
 「のーきょー」が無くなると、まとまった団体客って「修学旅行」くらいですね。
 これは、田舎からは東京・大都市向きが好きですし、都会からは海外へ…
 昔はもう一つあった、国会議員や県会議員クラスの後援会の団体は法律も厳しくなったので「バスを連ねて温泉場へ…」と言うのがなくなりました。
 残るは個人客です。
 それも、都会にしか動ける人が居なくなってきているのですから大変です。

 都会の動きは、一時期は郊外志向でしたが、それは「都市近郊までで何事も完結するように…」と言う大手資本の絡んだ囲い込みでした。
 それが、都市人口の増加も見込めなくなってきたバブルの終わり頃からは、もっと都心部に近いところへの囲い込みに変わってきています。
 日本人の好きな「温泉」もボーリング技術の発達で都心部でも掘れば組み上げられるようになって、昔なら「平和島温泉」くらいだったのが「大江戸温泉村」なんてのまで出来ました。
 熱海や伊東まで行かなくても…
 水族館も大阪名古屋などは鳥羽などまで出かけなくても町のそばで大きな物が見られます。
 そして、このところ更に都心部でショッピングも食事も散策も出来る様な大型施設がどんどん出来ています。
 利用する料金は安くはなくても、交通費は掛からないし、トータルでは「安近短」なのです。
 それに…食事一つでもマスコミさんがはやし立てるような今流なのが出てきます。
 甘い物も、「温泉まんじゅう」ではなく、「スイーツ」ですしね。

 この大都市の『自己完結型志向」の強まりは観光地にとって見えにくい大敵でしょう。
 田舎の人は考えることが嫌いなのですが・・・
 「自分が東京で暮らしていたら…」ということです。
 
 新幹線や高速道路によって「道すがらの愉しみ」「車窓の喜び」なんて消えましたから、行った先だけが勝負なのです。
 便利になったとか言っても、200Kmは変わらず、500Kmも変わっていないのです。
 時間が短くなったとは言え「コスト」は下がっていませんね。
 コストの下がったのは「海外旅行」くらいでしょう。
 田舎の人は「買い物」だけにでも都会へ出るのですけどねえ…
 ???
 田舎でも出る人より、「通販」が増えたかな?
 これも「自宅完結型」への変化でしょう。
 この流れは観光を語るときの話題にもならないのですけどね。
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熊野市周辺地図です
 

 

by je2luz | 2012-03-03 09:41 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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