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LUZの熊野古道案内

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2012年 02月 17日

熊野の旅 小森桜祭り 紀和町

 熊野市には「桜祭り」と称する物が二つありました。
 一つは神川町・一つは紀和町の小森です。
 去年は東北の震災で自粛してイベントは中止されました。
 今年のスケジュールは発表になって居ないようです。
 両方共に中心部からの直通道路の「七色峡線」が通行不能なので熊野市民としては行きにくくなってしまっています。
 この道路の復旧には二年ほどかかります。

 昨年休んだことで、再開するエネルギーがあるかどうか心配されているところに台風12号関連水害が発生したのです。
 来客の減少も予想されるので御輿をあげるのも大変でしょう。
 山間部の高齢化と過疎が極度に進んだ集落だけに心配されます。

 紀和町小森も「小森ダム」という名前は聞いたことがあっても、そのそばにある「小森」という集落は昨日の「小船」同様行ったことのない人がほとんどになります。
 今は育生町と紀和町を結ぶ西山経由の県道が公式には通行止めで、この小森を通る林道が迂回路という事になっています。
 しかし、かなり遠回りになるので、「通行止め」の県道を皆さん使っています。
 もちろん「通行止め・一般車両進入禁止」の看板がきちんと出ています。
 このような状態でも小森経由で走る車がないという立地条件ですから、隠れ里のようなところです。
 桜祭りにでも出かけないと行く機会はないでしょう。

 ここの桜祭りも平成の大合併前に始まった物でしょう。
 旧紀和町はこうした集落が飛び飛びにあり…というより、中心の板屋以外はこうした集落ばかりなので地域活性化と言うことで力を入れたのでしょうね。
 
 和歌山県飛び地北山村と熊野市育生町の境の橋のところから、山の中を北山川沿いに進むと、いきなり明るい部分に出ます。
 そこが「小森」です。
 まさに隠れ里…戸数27  住民38人です。
 昨日の小船は…戸数11 住民21です。
 イベントをやることが難しい人数ですね。
 家族構成も一軒あたり二人未満と言うことです。
 千枚田で有名になった丸山地区でも 戸数27 住民38 です。
 これでも町場のように集落が隣接していれば良いのですけど、家と家が離れているし、隣の集落までは遠いし…
 限界集落が一生懸命イベントを維持しているのが現状です。
 こうした現状を知った上で田舎を巡れば日本の田舎がどうなっているのか分ると思います。
 見かけは、「静かで良いところ」ですが、現実は「音を出す人間も居ない」と言うことなんです。
d0045383_10191654.jpg

 
熊野市周辺地図です
 

 そこが

by je2luz | 2012-02-17 10:20 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 森下卓也 at 2012-02-17 12:46 x
はじめまして。

現在は愛知県に住む森下と申します。

小森桜まつりは仕事の関係で1度も行く機会に恵まれず、いずれ定年後は見物に行こうと思っておりましたが、後10年は開催すら危ない状況なのですね、小森で3歳から小6まで住んでおりました関係で、今の現状非常に寂しさを感じます。



Commented by je2luz at 2012-03-13 22:31
森下卓也 さんへ
 ***
 小森・小船・神川…
 山奥の生活は楽では無いですからね。
 林業が壊滅して方はそこに住む理由もありません、
 今居るのは、どこへも行きたくない歳の人です。
 マスコミが目をつぶり、文化人には分からない現実です。


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