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LUZの熊野古道案内

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2012年 02月 15日

熊野の旅 あれから半年になってきました

 昨年の台風12号関連水害からほぼ半年です。
 昨年中に通常予算の1/3にもなろ災害復旧費補正予算も成立させて居ます。
 国による「激甚災害」の指定を受けたので、地元負担も少なくて済むし、災害箇所を認定するのも楽にはなりました。
 県の職員にまで応援して貰って、災害箇所の測量から復旧工事の設計まで強行軍で行っていました。
 そして、工事の発注が始まっています。
 私も工事の優先順位をよく考えて欲しいと要望しましたが、目の前に迫った稲作のシーズンまでにどれだけの水路と水田が使えるようになるやら…

 先日、テレビで仙台市の復旧工事などの発注に建設業者が応札に来ない話が出ていました。
 何を今更珍しそうに報道するのか理解できません。
 業者が足りないのは災害発生時から分っていることです。
 むかし、オリンピックをやる時…そして、大阪万博をやる時…
 日本中から作業員が駆り集められました。
 たかがオリンピックと万博です、東北三県がぐちゃぐちゃになったのとレベルが違うのです。
 なのに、特別に対策した風も無し…

 ここ熊野でも、この莫大な土木予算と膨大な数の復旧箇所をこなせるだけの業者が居ません。
 昔ならもう少し土建業者も居たし、雑役などの作業員も居たのですが、今では業者数はないし、臨時で働いたお百姓さんたちも70歳80歳になって居ます。
 私などは災害のすぐ後に現地調査に歩きながら、「災害復旧で拾って貰えるし必ず直せるけど、これくらいの場所だと来年の梅雨には間に合わないかもしれんで…」と言って被災者の方に一応納得して貰ったりしました。
 
 その時には、「まあ、これだけで済ませてもろうたさか、それでも有り難いよ」と言ってくれる人が多かったのですが…
 落ち着いてくると…そして、半年も経ち、そろそろ春の大雨の季節になってくると。「まだかいのう?」と、言う声が増えてきました。
 分るのですけど…

 熊野市だってこの先では「工事の発注を出しても応札無し」が続出してもおかしくないです。
 使い切れない予算は一年に限っては、「繰り越し明許」という手法で次年度に使うことは可能なんですが、膨大な数になるかも知れません。
 次年度でもこなしきれなかったら…
 大きな事業で継続事業なら別ですが、細切れですからねえ…

 予算のからくり、役所のシステム、市町村ー県ー国の多層構造、普段には良く出来た制度でも「想定外」の時には困ったものになります。
 もうすぐ困ったことが起きるかも知れませんね。
 でも…
 一番困るのは「工事をやる人が居ない」と言うことです。
 かと言って、こんな時に間に合うほど「土建業」を普段から養っておくなんてのは、要らない公共事業をどんどんやるという構図になりますしね。

 日本は災害の多い国です。
 遊撃隊のように全国を回る業者が居れば…
 でも、そんなのが居たら利権の塊になるのでしょうね。
 高速道路やダム工事、長大トンネルなんてそんな感じですから…
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-02-15 12:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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