LUZの熊野古道案内

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2012年 02月 03日

熊野の旅 花の窟神社 春のお綱掛 2

 「花の窟神社の春の例大祭」というのが本当なのでしょう。
 でも、この祭は「お綱掛」とか「綱掛神事」と呼ばれています。
 また、その呼び名の通りに「綱を掛ける」という行事がメインになります。
 何しろ、社殿も拝殿も無い古代信仰そのままの神社ですし、常駐の神主さんも居ないのですから、仰々しくたいそうな神事があるはずもありません。
 古代から受け継がれてきた素朴な神事が少し格好付けてきただけの物です。
 「官幣大社」なんてのを含め、大きな神社とかでは権威を示す貯めに色んな理屈付けや儀式が産まれていったようですからね。
 これはどの宗教も同じでしょう。
 そうした物が介在しなかった田舎の神社のままで残った「花の窟神社」は日本最古の神社と言いながら素朴なままで残れたのでしょう。
d0045383_993866.jpg

 綱を張る行事も作業の前には神主さんのお祓いはありますが、その先は地元の人たちによって進行して行きます。
 この人たちが引っ張っている綱の先は向こうに見える岩山の木に縛り付けられています。
 「イザナミ」の墓所とされるところから地上に届く縄が下ろされているのです。
 「封印」するための「注連縄」とは少し違うようです。
 神と地上を結ぶような綱ですね。

 神社の横の堤防が階段式堤防になったので、綱を渡したりするのがすごくスムーズになりました。
 国道42号線を横切るのですが交通止めは5分ほどが二回あるだけです。
 引っ張り手になる一般参拝者も綱から手を放すこと無く浜まで降りて行けます。
 風があったのですがいつもより早く柱に固定できました。
d0045383_923690.jpg

 どんどん移動して行く綱を引っ張る集団を撮影するカメラ群はテレビ局数社、新聞社、それにアマチュアカメラマン…
 結構な数なのでごちゃごちゃしています。
 御輿ほど危険では無いですが、下がり損ねると邪魔になるし…
 一部のアマチュアはズームを望遠気味にして離れて捕っていますが、私のように単焦点20mmなんてワイド使いは結構大変です。
 参加者が増えて綱に近づけなくなると観光的には良くても…
d0045383_930634.jpg

 綱の先端部分です。
 ここには地元の奉仕団のメンバーがいてコントロールしているのですが、何しろ綱は長いし声など届きません。
 でも、良くした物で参加者も慣れていますし、見通しが良いので集団がうまく移動して行きます。
 かくして、「お綱掛」は今年も無事に終了しました。

 カメラはNIKON F2 NIKKOR 20mm+Y2フィルター フィルムはTRI-X D76二倍希釈

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-02-03 09:36 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by wankoya at 2012-02-03 20:13 x
こんばんわ
今年は熊野にはまっていて、例大祭に行きました
私もお綱を波打ち際までザックサックと引っ張りました
熊野のおじさん(と中田さんのことを呼んでいるのですが)とも初めてすれ違いました
大きい方ですね
出雲式の参拝というのも初めて見ました
来年は、浦島の山上館と組み合わせると、とってもお値打ちの旅行になるかと思いました(罰当たりですみません)
Commented by je2luz at 2012-02-04 10:34
wankoya さんへ
 ***
 今のような高倍率ズームでは無いのでどうしても前に出ないと…
 なるべき行事の邪魔はしないように心がけるのですが、カメラを握ると…

 ここは「出雲大社大阪分祀」とやらの方々が信仰しているようですね。
 産田神社にも大阪の方の不意だがあったように思います。
 出雲族と熊野のつながりは銅なのでしょうね?
 古代には日本列島が随分狭いほど、全国の交流はあったようですけどね。


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