LUZの熊野古道案内

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2012年 01月 16日

熊野の旅 渇水期

 今年は雨が少ないです。
 この辺は雪が降りませんから雨が無いことには地面が乾いてきます。
 もう少し北の方は山の上だけでも雪が積もるので少しずつでも谷川に水が供給されるのですが、それもかなわないのでしみ出す石清水だけが頼りです。
 昨年9月に半年分もの雨がいきなり降ったのですが、あの式の雨はじっくり染み込んで後々までの地下水を維持するなんて働きは少ないです。
 かと言って、中途半端に染み込みよい所では岩盤の所に水が溜まるほど染み込んで「深層崩壊」なんて山崩れを引き起こします。
 見渡した所、大昔にそうした崩壊があったような地形があちこちにありますが、実際に起きたのは台風12号の時だけです。
 おそらく、淺井戸の水位などは急上昇したのでしょうけどね。

 と、言うことで今は渇水期です。
 渇水期になると、「滝」と言うものが格好良くないものになります。
 小さなものは干上がって「崖」「岩壁」になってしまいます。
 日本では大河の滝が無いので多くの滝がそうなりますね。
 この辺では姿の良いので有名な大泊の滝「清滝」も岩壁が帯状にしめっているので「滝」だと分る様になるし、「新鹿の滝」は完全に消滅します。
 那智の滝も上流の山の保水力が落ちてしまい水切れを起こすほどになってきたので、お坊さんが中心になって山の手入れを始めているようです。
 山が荒れてくれば水も切れる代わりに、出水期には石・岩が流れてくる可能性が強くなり危なくて滝壺には近づけなくなりますね。

 どこの滝の滝壺にも大きな岩がゴロゴロしています。
 あの岩は全部落ちてきたものでしょう?
 だからこれからも落ちて当たり前ですね。

 「イグアスの滝」を見たことがありますが、ああいう巨大な滝は「ものすごい」の一言です。
 「美しい」なんて言葉は浮かんできません。
 あの滝でも水の多い季節と少ない季節があるようですが、どれだけ景色が変わるのでしょう?

 日本には四季があり、単なる「乾期と雨期」では無いのが良い所です。
 渇水期は梅雨明け「土用」と冬から冬場と春先の三回です。
 この時期の谷川はほとんど水が無くなるのですが、「アメノウオ」「イワナ」なんてどうして生き延びるのでしょうね?
 水の切れない淵に集まっているのでしょうね。
 そんなときに「一網打尽」なんて悪行をやらなかったから谷川に魚が残っているのでしょう。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-01-16 10:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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