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LUZの熊野古道案内

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2011年 12月 24日

熊野の旅 浜の流木

 台風12号の水害で熊野川や尾呂志川、井戸川などから流れ出た材木やゴミが20Kmを超す七里御浜を埋め尽くしました。
 昔なら周辺の住民が喜んで持って帰ったはずなのですが今では「薪」を焚くのは趣味で「薪ストーブ」を使う人くらいになっていますから中々片付きません。
 塩気があるので燃やすとダイオキシンが出来るって事なのですが落ち葉をどんどん燃やすのと変わらない程度の時間しか海にいなかったはずです。
 
 北の端、木本脇浜から熊野川河口の手前、井田海岸までなのですが、かなりの部分は片付けられています。
 不思議と言えば不思議なのは、海岸に民家の無い所…つまり、市街地で無い所の方が片付いているのです。
 片付けた所は見事にゴミも無い状態です。
 浜の管理者は県です。
 観光地や市街地の浜すら手が付けられないのですから人目に付かない所などやる訳は無し…
 近隣の住民が集まってやったのでしょう。
 昔なら浜に山積みにして焼いちゃったのですが、今はそんな野焼きが出来ません。
 海岸線では国際法でたき火は禁止されていたと思います。
 海岸のたき火は「遭難信号」の一種ですからね。
 でも、日本の海岸でたき火を遭難者の信号だと思う船はいないでしょうけどね。
d0045383_1165991.jpg

 これは志原川河口・志原尻の浜です。
 小さな碇が砂に埋もれています。
 ここには「地引き網」があり、木星の小さな漁船があった所です。
 半農半漁の集落の浜です。
 私がブログを始めた7年ほど前には、まだお年寄りが集まったりしていました。
 しばらくすると船が動く形跡が無くなり…
 昨日出かけた時には、もう船もありませんでした。
 朽ちて放置された和船もきれいに片付けられ、ここに地引き網があったなんて分らない状態です。
 漁業権も放棄したのかなあ???

 背後の浜はきれいに片付いています。
 ゴミ一つ無いきれいな浜です。
 重機が走り回った後が無いですから、この辺のお百姓さん…元漁師の人たちが人力でやったのでしょうね。
 
d0045383_11153345.jpg

 これは堤防に取り付けられたサイレンの残骸です。
 地引があった頃には、シーズンには誰かしら堤防から海を眺めていて、鰯などの群れが湧いた時に鳴らして仲間を呼んだのです。
 ミカン畑などにいる人が駆けつけて船を出し、魚を囲んだのです。
 巻き終わった頃には女子供も集まって網を引くと言うことです。
 今、ここで残っているのはこれだけです・
 でも、これを見て「志原尻地引」を思い浮かべる余所者は私くらいになっているのでしょうね。
 ここで松原に出る余所者なんていませんしね。
 こうして地引は消えて行くのです。

 この写真、カメラはニコンF2 レンズは上のがAi NIKKOR 20mm f2.8
      下のがNIKKOR UD Auto 21mm f3.5 です。
 フィルムは相変わらずKODAK TRI-X 現像KODAK D76 二倍希釈です。
 意外と差が無いですね。

 
熊野市周辺地図です
 


 

by je2luz | 2011-12-24 11:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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