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LUZの熊野古道案内

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2011年 12月 21日

熊野の旅 あれから3ヶ月半 木本漁港

 熊野の中心部にある漁港「木本漁港・木本埠頭」は七里御浜の北の端です。
 熊野川から出た砂利の終点です。
 これから先には全くその砂利はありません。
 鬼ヶ城を挟んですぐ裏の大泊海岸には一粒も無いのは見事です。
 突き出した磯があるとは言え岬とか半島では無く2Km足らずの磯なんですけどね。
 この「木本港」のある所を「脇の浜」と呼びます。
 ここまで無事にたどり着いた砂利も鬼ヶ城を回ることが出来ず、熊野灘の深みに落ちて行きます。
 二度と浮上することは無いでしょう。
 ???
 日本が滅びるほどの地殻変動があれば浮上するかも…

 砂利がどんどん減っている七里御浜でも、時によっては増えている時もあります。
 増減しながら少しずつ減り続けるのです。
 何しろ熊野川水系はダムでせき止められ、谷は砂防ダムでせき止められていて、40年ほどの間山からの石の供給が止まっていますからね。
 それでも、最後の場所、懐のようになった「木本港・木本埠頭」は砂利で埋まってしまいます。
 12号のように大きなもので無くても、春先に海が荒れるだけでも一晩で埋まることもあります。
 波の向きと強さで違いがあるようですけどね。
d0045383_11104487.jpg

 12号台風ではここの荷揚げ場所の岸壁の一部が破壊されました。
 直截な実があたる所では無いのですが、この岸壁も中味はアンコみたいですから、少し傷が入るとひとたまりも無いようです、
 更に、大量の砂利が水面の部分を埋め尽くし普通の浜のように成ってしまいました。
 ここは大敷の船が着き、衛生管理の行き届いた鮮魚加工所が作られています。
 使いよい港では無いのでここの大敷網の船も少し離れた磯崎港で網の積み込みなどを行っているのですが、加工はここでやることになっているのです。

 写真の建物のすぐ前が岸壁です。
 その前の浜は本来海なのです。
 一日でこんな状態になるほど波ってえものは働くのです。
 浚渫船でも随分掛かる量ですね。
 平均高さ6m・幅300m・奥行き20mとして…36000立米ですか…
 ダンプで5立米積むと…7200台?
 まあ、やる時は浚渫船で砂利は海洋投棄ですけど…
 投棄と言っても七里御浜のやせ防止で岸辺に近い所に沈めます。
 気休め程度なんですけどね。

 
熊野市周辺地図です
 

 台風から3ヶ月半…復旧には全く手が付けられていません。
 つり客の渡船にも乗せられない状態なんですけど…
 漁協が合併し昔のほどの縄張りは無いようですが、なるで触る必要が無いのかな??とすら思えます。
 以前なら割合と早く浚渫したものですがね。

by je2luz | 2011-12-21 11:19 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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