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LUZの熊野古道案内

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2011年 12月 11日

熊野の旅 波田須のこと 秘境の駅?

 今日の朝日新聞、三重県版熊野ローカルを見てびっくりしました。
 紀勢線「波田須駅」が「秘境の駅」という見出しになっていました。
 今日で開業50年だそうです。
 紀勢本線が全通して51年です。
 開業時にはこの波田須駅はありませんでした。
 新しく開通した熊野市ー尾鷲間は岬廻りの路線でトンネルの連続で闇の中を走る方が長いのです。
 リアス式海岸の入り江部分にくるとちょこんと顔を出して、すぐに岬の付け根の山に潜っちゃうのです。
 元々、「陸の孤島」と呼ばれていた地域を走るので集落も小さく駅を作るために路線を曲げることも無かった訳です。
 今の時代に計画していたら、もっと長大トンネルにして熊野・尾鷲を短く結んでいるでしょうね。

 そんな時代でも当初の計画には「波田須駅」なんて無かったのですが、運良く?運悪く?小さな集落の波田須の一番下で線路が顔を出したのです。
 「ならば駅を…」と言うことで運動があり、段々畑の急斜面でカーブの途中という所に短いホームを作って駅にして貰ったのです。
 当時はまだ「駅には駅員」というのが常識だったのですが、ここは「常駐駅員は無し」と言う形態での開業だったと思います。
 もちろん、急行・準急なんて上級の列車は停まりません。
 各駅停車でも停まらないのがあったように思います。
 それでも、通学生とか木本へ来る人がそこそこ利用していましたね。
 だって、「自家用車」なんて無かった時代ですからね。

 今の観光客の人は特急で来ますから、この「波田須駅」の存在にも気がつかないかも知れません。
 単線のままで短いホームと小さな屋根付きの待合所がホームにあるだけですからね。
 それに、お客さんはトンネルをでると海の方を見ていますから、石垣に張り付いた狭いホームなどには気がつかないでしょう。
 
 今日、波田須駅が新聞記事になったのは、駅弁マニアならご存じの「松阪駅・牛肉弁当」の「あらたけ・新竹」さんが「元祖特撰牛肉弁当」をこれに合わせて販売するからです。
 ???な企画なんですけどね。
 弁当も波田須に関係なし、包装もディーゼル機関車に引かれたも列車の写真ですが、はるか彼方大内山とかで撮られたものです。
 まあ、便乗でも「紀南が災害に遭って大変だから…」とアラタケさんが応援の意味でこの日に売り出すのですから有り難いとしましょう。
 でも、今日からなんですよね。
 駅での立ち売りは30分でもう終わっています。
 この包装用の紙が無くなるまでは売るそうですけど…
 写真を見た所では「波田須駅開業50年記念」なんて文字が見えていません。
 でも、駅弁マニアにとっては「期間限定販売品」ですから欲しい「掛け紙」かも知れません。
d0045383_10175416.jpg

 これが波田須の国道からの眺めです。
 遙か眼下に広がるのが熊野灘…
 海面から10mほどの高さに波田須駅があります。
 そして、集落はこの道のすぐ下辺りに点在します。
 駅までの往復が…
 と言うことで、今の人はあまり乗らなくなってしまいました。
 「熊野古道」大吹峠」を歩きに来る人はたまに使っています。
 熊野古道の登り口まで高低差100m近く登らないといけませんけど、歩きに来る人ですからね。
 そうそう、無人駅ですから波田須駅では弁当は買えませんよ。

 
熊野市周辺地図です
 

 

by je2luz | 2011-12-11 10:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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