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LUZの熊野古道案内

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2011年 11月 08日

良心の呵責… そんなのある訳無いよね

 電源開発が、台風12号の被災地に500万円均一で「義援金」を申し出たそうです。
 もちろん、電源のダムの流域の市町に対してです。

 電源の持っている、熊野川流域のダムは『発電ダム』です。
 治水機能は持たされていません。
 戦後、アメリカのテネシー川開発のまねをしてやった「熊野川総合開発」という国策事業で、復興のための電力供給が目的だったのです。
 流域の水は飲料用と農業用を除き、一滴までもが電源開発の持ち物だとされています。
 そして、その放水などの決定権は当然のように「電源開発」にあります。

 今までも大雨の時にあちこちで放水のタイミングが遅れて余分な洪水を引き起こしたと問題になっていますが、ことごとく被害者が負けています。
 何しろ、「国策会社」ですからね。
 因果関係を被害者に立証しろという裁判のありようでは国策会社に勝てる訳がありません、

 今回の水害でも、雨のピークと各ダムの放水が一致して水を大きくしたと言われますが、電源が故意・悪意でやった訳でもないし…
 「放水をずらしていたらどれくらいの流量になったか…」なんてシュミレーションが被害者に出来る訳も無いですよね。

 そして、今回の『義援金』です。
 良心の呵責にむち打たれ… なんて玉じゃ無いです。
 どうやら申し出たのは先月末頃らしいです。
 原子力同様通産官僚との癒着でがっちり稼いできた連中です、下々のことなど知るはずありません。
 新宮や紀宝は受け取りを保留したとか…
 熊野市は不思議なことに、今日現在、「市議会議長」の耳にも入れていなかったそうです。
 和歌山県の北山村からのニュースが無かったら当然私も知りませんでした。

 「ダムの放水に抗議できないか」 と言う要望に…
 「発電ダムだから池水機能はないし、放水の決定権は電源開発にある。抗議する木は無い!」 と、切って捨てたのが熊野市長です。
 その人からすれば、被害者の感情など問題外なのでしょうね。
 いやはや…
 偉い人ですね。
 えらいことになりそうです。
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 注
電源開発の論法や強さは、以前に「七色ダム水利権延長」の時に、議会内に「熊野川対策特別委員会」を設置し、勉強と電源との折衝など行いましたから、そこそこ知っている方です。
 流域と海岸浸食・漁業でダムの影響があると思われる部門に関連する議員のうるさ型で構成したのですが、法律に守られ、完璧な契約書で地元の権利を巻き上げてあることが確認されました。
 しかし、道義的な部分は免責されないでしょう。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-11-08 22:24 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by minato at 2011-11-10 11:55 x
ダムの治水もそうですが、
港を埋めて、防波堤を建設して欲しい。
今は、港が恐怖です。


Commented by je2luz at 2011-11-19 23:04
minaqtoさんへ
 ***
 鵜殿港などほとんどの港は地元が熱望し、無理やり予算をふんだくったものです。
 おまけに突き出し港は近隣潮流の下流海岸に致命的なダメージまで
与えているのです。
 名脇極まりない代物です…


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