LUZの熊野古道案内

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2011年 11月 08日

熊野の旅 観光か文化遺産か?

 又々非難する人が居るとは思いますが…
 世の中には「金食い虫」なんて言葉があります。
 「観光」なんて看板、「スポーツ振興」というキャッチフレーズなどの中にはそんなのがあります。
 「観光」も「観光振興」という名が付いて整備?がされます。
 でも、「保全」では無く「振興」なら、「採算」もある程度は考えなくてはならないでしょう。
 こうした面は全く考えないで、「もっともっと!」「立派なもんじゃ!」という筋が多いです。
 全国、かつては3300の市町村、今では2000の市町村がこれに邁進して、国の金を湯水のごとくつぎ込みます。
 金太郎飴のような物で、無理矢理珍しいように見せないとあちこちのあるものが多いですね。

 農業に対する「個別所得補償」なんてのが議論を呼んでいますが、局所的にそれ以上とも言える公金が入っている所があるのは知られていないし、目をつぶっているのです。
 そのためには「観光」という看板が良い隠れ蓑なんです。

 市内中棚田だらけ…
 段数が少ないので観光に向かない…
 だから例え石垣が崩れても直してくれない…
 まあ、日本中の田舎に一杯ありますから、予算効率から言って無理は無いのですがね。
 片方では手厚く守られている棚田もあります。
 確かに、公が手と金を入れないと、又、山に戻ってしまうのですが、予算書、決算書、イベントに使う隠れ予算…
 ???!!!???
 と、思わない方がおかしいと思います。
 「文化財保護」では格好も予算も付かないから「観光」なんでしょう。
 「観光」だから「イベント」をやるのでしょう。
 私の論に反対の方のどれほどがこのイベントに参加もしくは見物に来ているでしょう?
 現場に来たなら、主催者の人数、職員数、確保した足の数、招待者の数…
 これをざっと数えてみてください。
 人間には最賃法の金額を掛け、他のコストも低めに見ても…
 そして、本当の来場者と落とすお金の額も概算で良いですから考えてください。
 オーナーさんは招待客なんです。
 支払った年会費?は高いようでも、お土産や農産物などで消えているんです。
 これを「盛大なイベント」「大成功」と呼んで良いのやら…

 「見に来てください」…
 と、宣伝はしますが、矛盾を感じます。
 だって、来られるお客さん、カメラマンさんの方々は一体いくら使ってくれるのでしょう?
 その場所では無く熊野市内全域を対象にしてもねえ…
 「文化財」としての価値はあると思います。
 隣接する「赤城城」などもその一つですね。
 「鉱山跡」も立派な文化財です。
 かくして、旧紀和町には一杯文化財があります。
 観光資源だと言われますが、ここにしか無い物が無いのです。
 棚田は「棚田百選」なんて選ばれるほど全国にあるし、城跡ももっとドラマチックなのが一杯あるし…
 鉱山跡も石見銀山、佐渡金山、軍艦島…一杯あります。
 知名度を上げるしか客が来るはずは無いのです。
 もしくはドラマをでっち上げるか…
 道路が出来たって「有名で無い所」へは秘境マニアくらいしか来ないのです。
 なのに、効果が目に見えないそちらよりは、地元で騒ぐイベントの方に力を注ぐようです。

 来れば、「良い所だなあ…」とは思うでしょう。
 いや、「良い所の一つだなあ…」が本当のところです。
 漠然と「世界遺産熊野古道」というイメージしかよその人にはないし、その「世界遺産熊野古道」の金看板も薄れてきているはずなんです。

 「世界遺産熊野古道」は「文化遺産」であり、大切に守るべき郷土・日本国・人類の財産って事でしょう。
 手を加え、観光名所化する事は本来邪道でしょう。
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by je2luz | 2011-11-08 10:12 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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