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LUZの熊野古道案内

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2011年 10月 27日

熊野の旅 観光という名の環境・景観破壊

 各地で「観光振興」という名目で、せっかくの良い環境が壊され、その場所の景観に合わない(当事者は合わせたと言いますが…)施設が出来たりします。
 なぜ???
 簡単な話です。
 行政の長というものは、昔から「箱物」が目に見えるので大好きです。
 住民も目に見えるものを作った首長をほめるんです。
 そして、建設・建築業者は選挙で後押しするんです。
 国立公園だって世界遺産だってそれが目当てで誘致に奔走するのですからね。
 そりゃあ、口ではそんな事言いませんけど…

 又々、文化人の反発を受けそうですが、そんな人も単に古いものをそのままで維持するより、「会館」なんて作るのに賛成して、イベントをしたがるんです。
 まさに便乗予算に期待する集団の一角なんですけど自覚が無いようです。

 だいぶん前から熊野では「世界遺産・熊野古道」を歩く人たちを歓迎する?おもてなしをする?と言う事で、色んなことが計画されて居ます。
 駅前のロータリーの改良????市民は「無駄遣い」では無く「改悪」とまで評しているのですが当局はやめる気はありません。
 何しろ、赤門出身のコンビが計画したもので「人が死ぬぞ!」と警告しても「安全だ!」と言うのですから仕方ないです。

 今着工したのは、日本最古の神社「花の窟神社」の前の茶屋を取り壊し、お土産屋などの施設を作る工事です。
 この今まであった茶屋は当局への報告ではほとんど毎日開いていて手狭な位なんだそうですが、市民が見ると開いているときの方が少なかったのですけどねえ…
 まあ、それは良いにしても、これを建てるために残り少ない「松の防風林」を切り倒します。
 滅多の来ないバスとかを入れるためなんだそうです。
 うまく育っていなくて高さも無い松林なんですが、ちょっと前にマスコミにたたかれた「速玉大社」の脇の山以上に「花の窟神社」の景観に影響するんですけどねえ…
 今度のは観光客用の施設が出来るのだし、神域でも無いのでマスコミさんはほめる方に回るでしょう。
 新宮のは住民側の利便だったので叩かれましたけどね。

 この施設が出来たからって、熊野古道歩きの人が増えるとも思えないし…
 その人達の懐を狙わないとこんな施設を作る意味も無いし…
 でも、今の旅人の「縞の財布」の紐は中々堅いです。
 
 横の民有地が買えないからって、事を急いで松の木を切らなくっても…
 普通なら熊野古道好きの文化人あたりが保全運動でも起こしそうなものなのですが、火を付けても燃えないのがこの地方なのです。
d0045383_957818.jpg

 
熊野市周辺地図です
 

 

by je2luz | 2011-10-27 09:57 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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