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LUZの熊野古道案内

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2011年 10月 21日

熊野の旅 人の噂・人気の移ろい

 人の噂は49日…
 栄枯盛衰は世の習い…

 これ、常識

 今ではマスコミという媒体で、簡単に人気が出ちゃう場合もあるし、そのマスコミにどっぷり浸ってしまった人々にはそこに出てこない物は忘れてしまいがちです。
 タレントでも、人気が無いから出番が減ったのか、出番が減ったので人気が無くなったように見えるのか…
 みんなと一緒で無いと不安になる人が増えているので、お笑いでも、例え自分がおもしろくなくても、「受けている」と言われるものについては笑わないと「変に思われる」と思う人も居るようです。

 昔、「国立公園」が出来た頃は、マスコミと言っても白黒印刷の「新聞」と絵の見えない「ラジオ」だったのです。
 それでも、新聞に載った「獅子岩」や「鬼ヶ城」「橋杭岩」「瀞八丁」などにあこがれて、紀勢西線に揺られ、東からは紀勢東線・国鉄紀南線(矢ノ川越え)ではるばるやって来た物です。
 鉄道がようやく日本中に張り巡らされて、人々も「旅」から「旅行」という感覚に変わった頃だったのです。
 その、話題性、集客力抜群だった「国立公園」もどんどん増えて…
 さらには「国定公園」に広がって、果ては県立公園…
 
 1972年にユネスコが「世界遺産」てのを始めると、大阪万博も成功させ国力の付いていた日本はそちらの申請にがんばりました。
 1998年の「姫路城」「法隆寺」「屋久島」「白神山地」の指定に始まって16件が指定されていますね。
 まだまだ、どんどん申請するつもりが、「いくら何でもいい加減にせえよ!」と、ユネスコが待ったを掛けているようです。
 かつての「国立公園」同様、日本中が世界遺産になってくると集客力は落ちてしまいますね。

 マスコミさんだった飽きちゃいますしねえ…
 それに、世界中に「世界遺産」があって、円高の今は簡単に「異国情緒ある世界遺産」が見られるのです。
 世界遺産に指定されている地元では指定されている事が「錦の御旗」に見えるようですが、離れた所で見ると「一本の幟」にしか見えないのです。

 私が歩いた範囲の地球上でも、一体いくつの世界遺産を見てきたのでしょう?
 昔はそんな指定も多くなかったし気にもしませんでしたが、ヨーロッパ各地で訪れた所の多くは世界遺産だし、インドネシアやベトナム、タイなども世界遺産を見てきたのだし、南米ではスケールの大きな自然遺産イグアス滝も見ました。
 関東の人にとっては、南米は別にして、東南アジアは熊野古道より安く行けるくらいですし、ヨーロッパもバックパッカー式に歩けば安いでしょう。
 シーザーの歩いたアッピア街道や三蔵法師の歩んだシルクロードが熊野古道の競争相手なんです。
 那智のお寺とパルテノン神殿やケルンの大聖堂が客の奪い合いをするのです。
 どっちが良いとかでは無く、これが現実ですし、イメージを壊すような構築物自体作ってはいけないのです。
 ドイツ・ドレスデンでは警告に橋を架けただけで指定取り消しにもなった例があります。
 熊野古道も公共事業で整備され歩きよく放っていますが、あれで良いのか???
 「文化遺産」であり「遊歩道」では無いのです。

 「熊野古道」…本来は「お遍路道」なのです。
 「善根宿」までは言いませんが、リゾート産業感覚は世界遺産指定申請とは趣旨が違うのでは無いかなと思います。
 大切に守るために指定して貰ったはずです。
 まあ、当時の三重県知事・北川さんの思惑自体も違ったようですけどね。
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                        世界文化遺産・ベトナム・フエ・王宮

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-10-21 11:08 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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