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LUZの熊野古道案内

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2011年 10月 20日

熊野の旅 七里御浜、砂利の変動と構築物

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 写真は国道42号線、南牟婁郡御浜町地内、市木川にかかる「新緑橋」から海の方を見た所です。
 市木川も砂利による河口閉塞が起きる所で、波が荒れる降雨時には背後の水田が冠水します。
 大雨となると一部の新しい住宅地(もう30年以上経ちますが…)などへの道も冠水してしまうのです。
 それを防ぐためにごらんのような「導流堤」というのが作られています。
 向かって右が新宮市側、つまり潮の流れと砂利の流れの上流側です。
 上流側で砂利をせき止めると、下流側は潮の流れの関係で浸食もされて、水路が確保されるというものです。

 左側、海の方向のが新しいもので、右半分が古いものです。
 去年あたりに左部分にあった導流堤が崩壊し新しくしたものです。
 こうした堤防もコンクリートの壁を作って中へ横にある砂利を入れて蓋をしたものです。
 長年揺すられると砂利が下がり、コンクリートにひびでも入るとどんどん流れ出てしまい空洞になります。
 そして…
 ある日、コンクリートの壁がずるりと滑り落ちます。
 東北の地震の後にも一杯見られましたね。
 コストが掛からずに堤防の厚みと重量を稼げるのでこの工法が多く使われています。
 重量を稼ぐにしても、いかにも…まさにアンコ以下なのです。

 今回作り直した部分は思い切って波打ち際まで伸ばしました。
 効果は目に見えるくらいで、下流側の砂利が減って水路が確保されています。
 しかし、効果がありすぎて、古い方の導流堤の根っこが出てきました。
 ちょうど看板の柱の後ろあたりです。
 水流の位置からして、この根っこはものすごく浅いです。
 砂利の量の多い時期に設計施工したのでしょうけどね、

 この状態だと、古い方が崩落する事が予想されます。
 何となく、砂利が越えてきて埋まっちゃえば見えないし、大丈夫になるのですが、それまで、中身が大丈夫なのかどうか…
 県の土木には行ってありますが、「災害」にまでなっていないし…手が回らないのでしばらくはこのままなんでしょうね。
 砂利を排除する施設なので、ユンボで上流の砂利を内側に落として埋めるというのに抵抗があるかも知れませんが、やってくれた方が施設が長持ちしそうです。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-10-20 08:26 | 熊野 | Trackback | Comments(5)
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Commented by tunami at 2011-10-20 08:42 x
津波が来れば、津波の導入口になるのでしょう。
恐い工事です。
Commented by je2luz at 2011-10-22 09:37
ほぼ全面的に押し寄せてくる津波にとってはあまり誘導路に派なら無いでしょう。
高さも横の浜と同じだけしかありませんしね。

導流堤が無いと年中農地などが冠水しますしね。
やっかいな地形です。
バックヤードの農地などは元々沼地なんですけどね。
 そこに人まで住んじゃってますから…
 逆らっていないつもりでも、自然を無視しているのでしょう。
Commented by tunami at 2011-10-22 12:53 x
津波は低いところ、水面、川等を遡上してくると言われています。
大雨で冠水するのを防ぐためには必要なモノですし
もろ刃の刃のような側面もあります。。。
Commented at 2012-05-15 13:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tunami at 2012-05-15 13:39 x
↑ 訂正
  × もろ刃の刃
   ○ 諸刃の剣


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