LUZの熊野古道案内

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2011年 10月 14日

熊野の旅 出番の少ない舞姫 木本祭

 木本神社の祭りにも「浦安の舞」があります。
 舞姫は本職の巫女さんでは無く木本小学校の女の子4人です。
 今の時代、本来の「神に仕える巫女」なんてのはこの年の子で無いといけないかも知れません。

 この浦安の舞の舞姫になる事は木本では名誉な事でした。
 何しろ一学年の女の子が100人余ったのですからその選抜に通るのは大変だったのです。
 それが少子化とともに楽になり… 女の子が10人ほどになると昔と違い「出て貰う」って事になります。
 山間部などでは「何歳」なんて限定できなくなっていますからね。
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 木本神社の浦安の舞は拝殿の中で舞われます。
 神様に奉納するのですから当たり前なのですが、この拝殿が小さいですから神社役員とか各出し物の代表とか来賓だとかで一杯です。
 それに窓は高いところになるので覗けません。見られるのは正面の入り口からだけです。
 だから一般の人からは見えないところで踊られます。
 参拝者に見せるためのステージは用意されていません。
 この写真も拝殿入り口から遠慮がちに撮った物です。

 舞姫達はこの拝殿に登るときと御輿が出発して新出町稲荷につくまでの道中にお供するときだけ姿を見せます。
 つまり、晴れの衣装は見て貰えますが舞を見て貰う事は無いのです。
 祭列の中でも取り立てて役割があるでも無し…
 不思議な事にきちんとした道中作法があるでも無し、ただついて行くだけです。
 祭列が進まないし時間ををもてあましながら…
 かわいそうな舞姫です。
 神主さんとか「さる」なんて呼ばれるなんの役か分からない男の子達も何となく歩いています。
 不思議な祭列なんです。
d0045383_923048.jpg

 カメラマンは「六歩」という奴さん行列の方に集中します。
 舞姫の方は縁起をしていないし、プライベートなスナップ写真的になるので今の時代撮りにくそうです。
 イベントの出演者などは肖像権など無い事になっていますが、今の日本は異常なほど「肖像権」「個人情報」を振り回しますからね。

 それにしても…
 こうした晴れ舞台の写真を携帯電話で撮って「写真を撮った」つもりの人が多いですね。
 そのうちに消えちゃうのにねえ。
 そもそもカラー写真などという物は保存性に疑問があります。
 でも、そんな時代なんですから仕方ないでしょう。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-10-14 09:27 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by あやち at 2011-10-14 21:42 x
木本のお祭り、懐かしいです。
小学校に上がる前に井戸に引越してしまったので、お祭りに参加したのは、随分小さい頃なんですけど、けっこう覚えてます。
本町に住んでましたが、木本神社のお神輿(?)は、酔っぱらいが多くて危ないからということで、よいやを曳かせてもらってました。
あの頃(40年近く前)、木本神社のお神輿もよいやも綱で引っ張っていた記憶があるので、「だんじり」だと思ってましたが、違うんですね。
木本の町を練り歩いた後、浜で町内の方たちとお昼を食べて。
懐かしいなぁ。

そう言えば、私の母(昭和16年生まれ)は木本神社の浦安の舞を踊ったと自慢気に話していたことがあります。名誉なことだったんですね(笑)
私は大馬神社で浦安をやらせていただきましたが、まだまだ子供の多い世代だったので、舞姫も10人以上いました。

都会の新興住宅地だと、夏休みの町内の盆踊りくらいしかなくて、とっても味気ないですよ。
季節折々に昔ながらの行事があった子供の頃が懐かしいです。



Commented by je2luz at 2011-10-15 00:00
あやち さんへ
 ***
 昭和16年生まれの浦安の舞…
 早生まれなら新出町の私の姉と一緒だったかも…
 遅生まれなら関船町のいとこと一緒かな?

 ヨイヤは昔担いでいて、途中で台車になっちゃったんですが、少し前に又おじさんががんばって担いでいます、

 御輿は昔も今も酔っ払いです。


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