LUZの熊野古道案内

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2011年 10月 11日

熊野の旅 中間層はどこに? 木本祭

 木本の祭りは子供の出番が多い祭りです。
 先頭の新出町の「だんじり」を引っ張るのは子供、神楽の主役のジージーも子供…大人はだんじりに乗っかって伊勢音頭を歌う、神楽の笛太鼓と獅子舞の舞い手は若い衆…だったのです。
 二番目の井筒町は「子供御輿」
 三番目の「よいや」は輿に乗っている主役は子供…担がないときに引っ張っているのも子供
 四番目の新田の「元宮太鼓」は叩くのも引っ張るのも子供
 親地町「六歩」も本来は中学生の子供
 「浦安の舞」も当然子供…
 大人だけのってえのは「御輿」だけです。

 これほど子供が働く祭りなのですが、子供のお駄賃は…
 昔からのしきたりで、宵宮も本祭りも自分の町内ではお昼のおにぎり程度と解散の時には袋入りのお菓子が貰えますが、袋菓子の予算は五〇〇円ほど…
 昔は、綱にすがれないほど子供が居ましたから袋菓子を用意するのも大変だったでしょう。でも、今は長い綱が隙間だらけでたるんで地面の着いちゃうし、実際に引っ張っているのは大人って感じになってきています。
 昔からこれに疑問を持ってクレームも付けたのですが変わりません。
 大人の酒の肴につきものの「鮪の刺身」の一回分にも満たない予算なのです。
 一回分と書いたのは、宵宮・本番・サーライ(打ち上げ)など、大人はことあるごとに飲み食いしていますからね。
 そして、その度に町内の嫁さんに料理に準備や酒の用意、洗い物をさせてきました。
 まあ、日本の祭りってほとんどそうみたいですけど、これでは段々女性陣の参加は減ります。
 いや、ずいぶん前から減っています。
 酔っ払いのために用意し。お局様に采配を振られてひたすら下働きではねえ…
 子供達も昔のように甘い物に飢えていて、おやつなんてほとんど無かった時代では無く、それなりに…いや、肥満になるほどお菓子など食べている時代だと「袋菓子のお駄賃」の魅力が落ちています。
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 絶対数が1/5位に減った子供ですから、全部出てくれても足りないのに、小学校の高学年くらいからは出てきません。もちろん、高校生なんて姿も見えません。
 子供も居ないし、祭りが町内を移動する形なので、祭り付き物の露天が一軒くらいしか出ないのです。
 途中の町でやってもしようがないし、木本神社でやっても昼前の1時間あまり…宿所の新出町稲荷でやっても一時間半くらいでその時間は各町内で食事だし…
 まあ、「祭りの小遣い」が要らなくて親は良いでしょうね。
 でも、子供がわくわくする部分が少ないですね。
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 御輿が浜に出るまでの全町内が休憩になっている時間、今年は早かったし天気も良いので子供達が波打ち際で遊んでいました。
 今の子は浜で遊ぶ事もないし、ガキ大将に率いられて居たときのように波の怖さを教えられていないので、はらはらします。
 順番に怒って回って波から引き離さないと…
 こんな時に大人が見に来ないんです。
 もう、今の親たち自体が波の遊び方を知らない世代なんですからね。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-10-11 08:21 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by なかなか at 2011-10-11 10:09 x
そういう小さな声って届かないんですよねえ・・・。
声の大きな人、権力のある人が牛耳っていますから。
Commented by je2luz at 2011-10-14 09:50
なかなか さんへ
 ***
 こんな時は「木本人」意識がでるようです。
 あまり感心しない伝統は変えて「良い伝統」を作れば良いのですがねえ。


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