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LUZの熊野古道案内

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2011年 09月 19日

熊野の旅 災害と観光

 台風12号は世界遺産「紀伊山地の霊場とその参詣道」をすっぽり覆うような災害になりました。
 拠点の一つ目、「本宮大社」は明治の洪水で流された、旧社殿跡を水没させました。そして、町内に被害を与えました。
 拠点二番目の「速玉大社」では熊野川の水があふれて、神社裏手の相筋地区が4m近く水没し、先頃無断伐採で騒がれた山林の近くに土砂崩れも発生しましたし、新宮市も広範囲に浸水しました。
 もう一つの拠点、「那智大社」では裏山が崩れ社殿に大量の岩石がなだれ込んだとか…
 那智の山々もかなりあれて、48滝がどうなっているのやら…観光客は那智の大滝以外には足を向けませんが、その滝壺もあれているとか…
 もともと、崩落したり流されて落下した巨岩が積み重なっている滝壺ですから、地球レベルで見ラバ当たり前のことなんでしょうけどね。
 さらに、テレビで報道された那智勝浦町の水害現場は那智山への参詣道沿いです。
 名物の饅頭屋さんも被災したのでは無いでしょうか?

 高野山の方は少し豪雨範囲とずれますが、奥の院のすぐ裏が十津川村ですからねえ…
 吉野の大峰山の方もニュースが無いです。これも、記録的豪雨のあった、吉野郡上北山村、十津川村の裏側です。
 熊野三山と結ぶ「奥駆け道」はどうなのでしょう?
 一度壊れるとなかなか直さない、上北山村と天川村の間の国道209号線の「行者還り越えはどうなっているのやら…

 地元はそれぞれ観光どころではありません。
 古道が生活道路になっていれば早急に直そうとするでしょうが、例によって「世界文化遺産」が邪魔をする可能性もあります。
 この近くも「熊野古道」だらけなのですが、海岸線は少し雨が少なかったからか、被害の噂が入ってきません。
 ここまで住民生活がたたかれると、直すのは後回しで当たり前でしょうね。
 でも、文化人族はすぐに騒ぎ出すかもしれません。
 ほんの十数年前には忘れられ、山に埋もれていた「熊野古道」なのにねえ…
 私も知っていたのは「熊野古道」と言う名前と「松本峠」の場所だけでした。

 今回の水害で紀勢東線側・JR東海紀勢線では熊野市駅の構内で鉄橋が落下して復旧の見込みが立っていませんし、紀勢西線・JR西日本側では那智駅と紀伊天満駅の間の鉄橋が流失してここの復旧の目途もわかりません
 列車で来る観光客が少なくなったとは言え、乗らない人に対しても被害がひどいから行かない方が…というメッセージになってしまうでしょう。
 この連休からしばらくは観光なんてよその話かもしれません。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-19 11:08 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 熊野市駅の橋梁について at 2011-09-22 15:25 x
数日前のネットの中日新聞の記事によると、熊野市駅~新宮駅は来月上旬再開を目指しているそうです。
新宮駅の信号が復旧しないと再開出来ない為、JR東海はJR西日本に早期復旧を要請したとも書いてありました。
台風15号の影響で多少遅れが出るかも知れませんが、早く復旧して地元の方に平和な日常が戻ると良いですね。
Commented by je2luz at 2011-09-23 22:29
復旧しても赤字…でも、代行バスはもっと赤字…
昔のようにタブレットを使って安全確認し、構内ポイントは転轍機でガチャン…ではないですからねえ…
 紀勢西線が復旧しないとJR西日本はよその汽車ポッポには熱を入れないでしょうね。
 高校生が不自由しています。


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