LUZの熊野古道案内

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2011年 09月 08日

熊野の旅 電気と水道事情

 熊野の中心部、木本・井戸・有馬などでは停電は特別な所以外ではありませんし、水道もほとんどの所で出るようにはなっています。
 それでも完全復旧にはなっていません。
 山間部では機能から少しずつ電気が点く様になった所があります。
 「点く様に」と書いたのは、復旧ではないからです。
 点検の終わった集落で問題の無いところだけ、「電源車」によって王宮送電を開始したものだからです。
 普通の人は復旧したと思っていると思います。
 こうこうと電気をつけている家もありますが、発電機が止まったらお仕舞いなのですけどね。
 まあ、中心部の水道でも水道課の頑張りで応急回復して綱渡りだと言うことを広報で放送しているのに、水没車両でも無い車を洗う不心得者が沢山いるのですから・・・
 スーパーでの買占め・・・
 少しばかり淋しい気持ちになることが増えています。
 一生懸命助け合っている人も一杯居るんですけどね。
 機能のよる現在で大又川・流谷流域でも小阪は点いているのに佐渡が点いていない、五郷の寺谷・和田はほとんど点いているのに桃崎が駄目・・・式なのです。
 道端に電源車があって徹夜体制で発電してくれている現状も意外と知られていません。
 一部復旧では抗議が一杯出るんです。
 気持ちは分かるのですけどねえ…

 五郷地内は国道沿いの流木のp撤去も進んでいるし、今日辺りで単に通りかかった人には平城に見えるかもしれない光景に戻るでしょう。
 ことに、最近ではテレビによってすごい光景が見去られて、「災害とはあんなものなんだ」と思う人が増えたでしょうからね。
d0045383_9572526.jpg

 この五郷町寺谷集会場そばの谷川の崩落なども、国道のそばですが、気が付かなで通過しますが。まだまだ今からが台風シーズンです。早急に対策しないと、写真の集会場と手前の家だけではなく、国道もえぐられ、周辺の民家も危険になります。
 こんなのが一杯あるのですが、何しろ広域ですし、隣の紀宝町・十津川村などが大変なことになっているのでどれもものすごく小さく見えます。
 こうした峪のの上流ではものすごい山崩れも起きています。
 と言うことは…
 十津川と地質が違うと言っても五郷もあまり良いほうでは無いです。
 
 この集会場も避難所になりますが、住民の人は写真に見える石段を上がって上のお寺に苦ることがあるのですが、逃げ道の横の峪がこの状態になるのです。
 夜中なのに良く転落しないで怪談にたどり着いたものです。

 こんな地形の山間部では、何処にどういう風に逃げてよいものやら・・・
 平野部の洪水とは全く違うのです。
 台風12号が引張っていた「前線状」の雲についての報道を、消えかけた台風本体以上に注目して報道・警告すべきなのに・・・
 素人の私ですら、新宮も鮒田も冠水していない段階で、「新宮も鮒田もあかん」と予告できたのですけどねえ・・・
 お上からの指示に従う修正が付いてしまっている自治体では中々自前の判断がしづらいでしょう。
 おまけに、広域合併で端っこの僻地など知らないようになって来ています。
 平成の大合併から10年から5年ほどですから、まだもとの役場の職員も居ますが、段々それも減るし・・・
 東京・県庁所在地のエリート官僚・官吏には分かるはずも無いですけどね。
 役に立たないと言われますが、そうした場所を知る田舎市議会議員も有権者の比率の関係でどんどん居なくなります。
 有権者20人とかの集落は束になっても、500とか1000のp票は作れませんからね。

 自動で測る雨量計と地震計を例え据えても、本当の地形を知らなければ判断できないことが多いのです。
 「プロ」と称する他所の育ちの学者さんとかえらい技官の作る「ハザードマップ」なんてのは「無いよりまし」程度のものです。
 ようやく、「そんなものは無視しろ」と言う声も出始めましたが、又押しつぶされるでしょう。
 それを作ることで飯を食う部署と天下り先があるのですから…

 熊野でも市長が、「今の国・県の予想では東南海での津波は最大6mから6.8m(?)だから、木本や有馬は逃げなくていいのです」と海岸線の自主防災会合で話したのです。
 私などは、「想定」なんてのは当てに出来ないので、会う人ごとに「とにかく一旦逃げて・・・」と説明しているのに、市のトップがそんな発言するのですからたまったものでは無いです。
 そして・・・
 「国・県の想定見直しが住んで数字が変わったらその時に又判断します」と言ったのです。
 まさに役人!
 人命よりお上の指示なんですね。
 困ったものです。
 たまりかねて、「その発言はやめてもらえませんか。私などがせっかく説得しても市長の一言がぶっ潰しますから・・・」といったら、ものすごく機嫌が悪く、あくる日に「なんなところで言うこと違うだろう・・・しつれいな!」といわれました。
 私に言わせれば、市長の発言の方が「あんな所で言うものでは無いでしょう、市民の命をなんと心得ているんです?軽率な!」と言いたいです。
 「失礼な!」などと言うあまりにも浮世離れした発言にあきれたのでけんかもしませんでしたが、「根性を見た」と言う感じです。
 省庁をやめて自治体の長になった人でさえ、こうなのですから、省庁に残って出世する連中の精神構造は想像以上に庶民とはかけ離れていることが多いですよ。
 たまに報道されるように、この国を動かしているのは政治家ではなくエリート官僚なのですから…
 
 話がずれましたが・・・
 それでも、この災害・・・
 「激甚災害指定」を受けないことには自力では直せません。
 だから、地方は中央に弱くなるのです。
 本当に困ったものです。
d0045383_10413149.jpg

 寺谷の裏山です。
 でも寺谷からは見えません。

  
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-08 10:42 | 熊野 | Trackback | Comments(5)
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Commented by LUZさんにまったく同感。 at 2011-09-08 16:27 x
RE 熊野でも市長が、「今の国・県の予想では東南海での津波は最大6mから6.8m(?)だから、木本や有馬は逃げなくていいのです」と海岸線の自主防災会合で話したのです。
 私などは、「想定」なんてのは当てに出来ないので、会う人ごとに「とにかく一旦逃げて・・・」と説明しているのに、市のトップがそんな発言するのですからたまったものでは無いです。
 そして・・・
 「国・県の想定見直しが住んで数字が変わったらその時に又判断します」と言ったのです。
 まさに役人!
 人命よりお上の指示なんですね。
 困ったものです。
 たまりかねて、「その発言はやめてもらえませんか。私などがせっかく説得しても市長の一言がぶっ潰しますから・・・」といったら、ものすごく機嫌が悪く、あくる日に「なんなところで言うこと違うだろう・・・しつれいな!」といわれました。
 私に言わせれば、市長の発言の方が「あんな所で言うものでは無いでしょう、市民の命をなんと心得ているんです?軽率な!」と言いたいです。
 「失礼な!」などと言うあまりにも浮世離れした発言にあきれたのでけんかもしませんでしたが、「根性を見た」と言う感じです。

Commented by 有馬保育所の所の堤防 at 2011-09-11 07:27 x
あれで大丈夫なのでしょうか。
逃げなくて良いとは思えないのですが。
ぇzさんに写真のアップをお願いしたいところです。
Commented by je2luz at 2011-09-11 09:31
有馬保育所の所の堤防さんへ
 ***
 確かに木本から有馬の区間はよその港町より地盤が海抜10m以上と高いのですが・・・
 江戸・昭和の記録では確かにぎりぎりせーふですが、ちょいと大きいだけで越えると思われます。
 堤防の海抜は日本一高い方なのですが、とりあえず逃げて生き延びることが寛容なのですが。上が言うことには盲目的に従う「官僚出身」ですからね。
 私のような一介の市議・市民が意見すると「失礼な」と言える感覚の持ち主です。
 
Commented by 有馬保育所の所の堤防 ② at 2011-09-11 12:03 x
Res ありがとうございました。
有馬補遺ウク所の裏の堤防は、すぐ浜(海岸)に出られるように
切れています。
ふさいでないと、津波はまともに入って来て、保育所だけでなく
有馬の街に進入してこないでしょうか。
Commented by 有馬堤防 at 2011-09-11 22:54 x
たしかに保育所の裏は堤防がないようです。保育所が、有馬町が危ないのでは?


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