我が家は雨には全く関係ない場所なのでなんとも無かったのですが、台風が関係ないところをはるか早い時間に通り過ぎてから、それこそ、抜けるような雨が降りました。
今日になって、台風が温帯低気圧になると、右後ろに引張っている雲を「前線」と表現していました。
今度の熊野・吉野の豪雨は初めから台風に関連した雲の帯、前線状の物が台風に刺激された形なのです。
気象学ではどう呼ぶのか知れませんが、温帯低気圧になれば前線と呼び、台風の間はまるで台風のように言うのでおかしくなるのです。
この辺もかなりの住宅が水に浸かりましたが、テレビ報道の台風の勢力と進路にだまされたようです。
「高知に行っちゃった」、「岡山だって」と言っているうちに浸かっちゃったといっています。
テレビでは台風騒ぎの間は「熊野」でしたが、実態は吉野方面のほうがひどかったですね。
熊野市も被害が甚大ですが、十津川とかに比べるとまだましなのかも・・・
停電も無し・・・
と言っているうちに、水道が止まりました。
熊野の中心部の水道は、「大泊」「井戸」「産田」の三つの水源でまかなっています。
この三つが全て駄目になるという事態が起きたのです。
大泊と井戸の水源は共に洪水で破壊されたのです。
上の写真の大泊水源は送水管が一部破壊されています。
下の写真の井戸水源は横を走る県道が300mほど流失し、それによってポンプなどの機械室が川に落ちてしまいました。
産田水源は冠水によるショートでポンプが燃えると言うトラブルです。
どれも簡単には直らないものです。
大泊は送水管が入手できたら仮設で工事すると10日くらいでしょうか?
井戸水源はタンクは見たところ大丈夫みたいですが、敷地もなくなっているし、井戸の状態もどうなっているのやら・・・これの復旧は何ヶ月か掛かるでしょう。
産田水源はポンプの新しいのが来れば一番早いでしょう。
10年ほど前に万一に備えて送水管の相互接続はしてありますが、この一つで中心部全域をカバーするのは無理です。
大泊水源を復旧させれば多少圧力を落としたり、時間制限をしてでも中心部の水道は復旧するでしょうね。
今日の午後、三重県内各地からの給水車が応援に来てくれたので、本格的な給水活動も始まりました。
しかし、給水箇所が少ないのでお年寄りが水を貰いに行くのが無理みたいな気もします。
水道が止まってすぐに、スーパーから水が姿を消しました。
隣の御浜町の水道は生きているので、御浜町に貰いに行く人も多いようです。
ブログの更新が出来なかったのは、電話も通じていたのですが、毎度のことでYahooさんのコンピューターが止まっていたのです。
ちょっとその辺が弱いですね。
この時間になって回復しました。
熊野市周辺地図です