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LUZの熊野古道案内

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2011年 09月 01日

熊野の旅 総合防災訓練 in 遊木町 2

 今までの防災訓練の常識は、サイレンを鳴らし訓練開始を告げると、住民が決められたとおりに隊列を組んで学校のグランドまで歩いて集合…消防団と消防署の車がサイレンを鳴らして入場、本部長(市長)に訓練開始の報告・・・型どおりの救難訓練?デモンストレーション?…などと進行して行きました。
 県のものなどになると、防災ヘリ・自衛隊のヘリ・海上保安庁のヘリまで飛来して大変な騒ぎです。

 今回の訓練では、少し実態にあった方法がとられて居ます。
 「サイレンが鳴って訓練開始」・・・「住民は各自近くの高台に避難する」・・・「収まってから二次集合場所の学校に集合」と言う手順が踏まれました。
 高台に避難したお年寄りのほとんどはそのまま自宅に帰られたようです。
 それで良いのです。
 とにかく地震があったら出来るだけ早く高台に逃げる・・・
 これしか助かる道は無いのですからね。

 二十数年前に東南海地震の危険性を口にし、「とにかく逃げてくれ」と言った時には随分馬鹿にされました。
 「国が東海地震は言っているけどこの沖の地震など口にしないのに、お前はどうしてそれを言うの?」
 「危ないんだったら、国が言うはず!」
 と言われました。
 これの答えは単純です。
 例え規模が小さくても、東海地震は日本の大動脈の東海道ベルト地帯を襲い、日本国の機能を麻痺させる危険性が大きいですし、人的被害も大きいと予想されるからです。
 だから、例え予想される地震が東海より大きくても、東南海地震で予想される津波で流失するものには「日本国」にとってそんな大事なものは無いのです。
 人的にも数は少ないですから、「東海道ベルト地帯」の対策がそこそこ出来てから・・・」と、後回しにされただけのことなのです。
 何しろ、太平洋戦争中でも一番前に突き出しているのに守備隊も配備されなかったほど、この辺はどうでも良いところなのです。 おかげさまで乱開発もなく「世界遺産」にもなりました。

 東北の地震のおかげで住民の意識も今の所高いのですが・・・
 目の前の震源地の地震で大揺れすれば逃げるでしょうけど、東海地震単独などで震度が4とかに収まったときに逃げてくれるかどうか・・・
 津波予想も大幅改定され、第一報では高さの予想が無いとか…
 やめた理由も分かるけど・・・
 難しい問題です。
 おまけに、一部の自治体を除き、防災の基準は少し前に出された暫定的な予想震度や津波の高さに縛られています。
 人の命より県とか国とか上部団体の出した基準に盲目的に従うほうが大事と思う自治体が多いのです。
 公務員出身の首長が多い田舎の自治体はことにこの傾向強いようです。

 おおげさにして何事もなかったときには「よかったね」で喜ぶべきなのに・・・
 「何にもなかったのに!」「責任は?」と言われることが嫌なんでしょうね。
 『想定外の事態』が起きて、多大な犠牲者が出ても、それはそれ、『想定外』と言う言葉で免責されますからね。
 なにしろ、原子力発電所の空前の事故でも「想定外免責」が通りそうなくらいの国と役所体質ですから・・・

 この訓練を通して、『自分のみは自分で守るしかない!』と言うことを学んでくれれば良いのですけどねえ…
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 来賓席には座らずにカメラを片手に会場内外をうろついていましたが、それにしてもお年寄りばかりですね。
 10年経つと…???
 20年先だと…!!!
 でも、防災設備は作らないといけないし…
 これは遊木町の問題ではなく、熊野市…
 熊野市の問題ではなく、日本中の田舎の問題ですね。
 学者とか有識者の一部では。「集落を統合して集まって住んで頂き…」なんて夢のような事をおっしゃる方も居られるようです。
 土地に執着する日本ではかなり無茶な施策になりますね。

  
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-01 09:47 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 2320 at 2011-09-01 20:46 x
すれちがいですまいません
少しすみません
矢ノ川峠は今でも上れますか?
おしえてくださいませんか

Commented by je2luz at 2011-09-02 16:02
2320さんへ
 ***
 尾鷲側からは上れる筈です。
 台風のすぐ後は当てになりませんけどね。


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