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LUZの熊野古道案内

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2011年 08月 24日

熊野の旅 実りの夏?

 この辺の田圃では稲刈りの最中です。
 確かに「立秋」は過ぎています。
 でも、まだまだ夏なのですが、ほとんどの田圃は黄色に色づくか、刈り取られて黒くなっています。
 早場米の所はお盆前に終わっていますしね。
 田植えの一番遅い方の「丸山千枚田」でも、稲刈りイベントが9月4日に行われます。
 稲に関しては実りの季節は「秋」ではなく「夏」です。
 昨日のテレビのどこかの学校の田圃ではまだ穂も出始めていませんでしたけどね。

 今の時代、農産物はどんどん早期栽培の方に移ってしまいましたね。
 出始めのほうが高く売れる・・・
 そして、それを目指して品種改良が進んだのです。
 でも、品種改良には限界がありますね。
 と、言うことで「温室」が作られ・・・ビニールなんて安くて便利なものが出来ると、「ビニールハウス」なるものが普及しました。
 これが広まって、春先が初夏に化けるようになり作物の時期が大きく変わりました。
 しからば・・・と、さらに前倒しするのに石油を焚きだしました。
 季節感なんてなくなったものが増えましたね。

 稲だって、モミを蒔いて育てるのはビニールのトンネルの中ですね。
 秋の運動会の頃に、真っ青な酸っぱいノが出てきた「温州みかん」も今では7月にはスーパーに並び、9月10月の運動会の頃には「青切り」「早生」とか言っても一人前に甘いのが出ています。
 これも随分ずれちゃいなした。

 隣の御浜町は「年中みかんのとれる町」がキャッチフレーズですが、今では「温州」だけで6・7・8・9・10・11・12と半年以上収穫されます。
 もはやこんな果物は「季語」にはなりませんね。

 四季があるから細やかな感受性が養われ、豊かな日本語の表現が発展した・・・
 などといわれますが、これがどんどん消えていますから、今の人のように、何をきいても「べつにーー」程度しか言わないようになっても当たり前なのかも知れません。

 季節感まで壊して競争して・・・
 皆がそうなるのでそんなには高く売れないし、その癖にコスト高で全般に高値になったり…
 儲かるのはアラビアの王様???
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-08-24 09:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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