「紀和の火祭り」は特色のあるお祭りです。
那智山や神倉さんの火祭りのような華麗さはありませんが、田舎らしい火祭りです。
メインは記事を書く前に載せた写真の「柱祭り」で、高い所にぶら下げた竹篭に松明を投げ入れると言うものです。
紐の付いた松明をぐるぐる回して投げるのですから中々入りません。
入れば中に入れてある花火に引火してパチパチ爆ぜます。
入れた人の賞金は10000円、参加料は1000円です。
地元の人でなくても当日直前受付で参加できます。
何しろ50人も参加してどんどん放り上げるのですから、投げるだけでなく身を守るほうにも気を配らないと火傷しそうです。
もう一つの呼び物の「北山砲」も少し地味目です。
大砲の構造と会場の関係で、度肝を抜くような量の火薬を使うわけにも行かないようです。
これの元になったのが「北山一揆」の伝承であり、合戦絵巻とは違いますからね。
点火すると筒の周りに取り付けた導火線を火が走り、「ズボッ」と言うような音とともに火の玉が飛んでゆきます。
これを目当てにカメラマンが来ているのですが、動画の人はいいにしても静止画の人には大砲の数は7門くらいあるように思いますが、せいぜい数カットのチャンスしかありません。
駄目なら次は来年です。
失敗するから又来る???
来年も開催日は8月第一土曜日・・・8月4日です。
今なら、すぐそばの「瀞流莊」の宿泊予約も取れるかもしれません。
イベントを見て、温泉に入って、雉や熊野地鶏を食べて・・・
昼間はトロッコ電車もあるし、近くには「丸山千枚田」、熊野古道「風伝峠」なんてのもあります。
子供連れの夏休み旅行なら、温泉プールもあるし、20Km足らずで海水浴場もあるし・・・
トンボも飛んでいるしセミも鳴いています。
「瀞流荘」ではなく、2Kmほど奥の「湯ノ口温泉」のほうには「バンガロー」もあります。
家族連れならそちらのほうが安上がりだと思います。
「温泉」と言っても、夜の温泉街はありません。
もし、きれいどころに出会ったら…
狐か狸・・・妖怪変化の類でしょう。
温泉が出るまでの「入鹿鉱山」時代には飲み屋も女郎屋もあったとか聞きますけどね。
熊野市周辺地図です