今月はお盆の月です。
いつの時代からか・・・
新暦に切り替わってからには間違い無いですが、年の行事が地方によってバラバラになってしまいました。
大体、年鑑行事は旧暦・太陰暦に基づいていたものですから、新暦・太陽暦ではおかしいものなのです。
まあ、お盆なんてのは節季などと違い直接季節に影響されませんけどね。
お盆は7日に始まって15日に終わる・・・いや20日までだ・・・なんて言いますが、初盆の家以外は13日から15日までですませているようです。
そして地域としての終わりは、初盆の家の「灯篭焼き」が終わるまでと言うのが私が子供の頃の風習でした。
灯篭焼きの盆踊りがお仕舞いの盆踊りでした。
夏祭りなどはお盆に入るまでに終わるものです。
でも、近年では、帰省客の増えているお盆の時期に行われるものが出来ています。
「三丁目夜店」から始まった「古道通り夜店」は8月16日です。
山間部でも五郷町や飛鳥町でも夏祭りが行われています。
お盆の時は田舎の人口が増えていますからね。
昔なら、「盆踊り」だけで集まってきたのですが、今では駄目ですね。
「ヤッサノセー」の音頭が聞こえても、集まってきませんし、踊り手も揃いません。
今の人は「ソーラン」は踊っても地元の踊りには振り向きもしません。
「みんなと一緒」が大好きな現代日本人らしいです。
昭和の終わりにはうんと下火になっていたのですが、今では夜祭の出し物の一つとして年寄りが「やろう」と言って準備するのですが、踊り手が踊りませんからねえ・・・
熊野では夏の行事のトリは「木本の花火・熊野大花火大会」が勤めます。
8月17日
これも、木本の「極楽寺」の灯篭焼きから始まったものです。
熊野市と熊野市観光協会がやるようになっても、最初に「灯篭焼き・仕掛け花火」があります。
隣の井戸町が16日に花火をやるのですが、これも「灯篭焼き」ですし、灯篭焼きの日が昔から違うのですから合流してきません。
その隣の有馬町でもやっていますね。
井戸町などは熊野大花火大会の会場内ですし、有馬町も500mほどしか離れていないのですが、こうした行事の統合は難しいです。
熊野市周辺地図です