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LUZの熊野古道案内

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2011年 07月 11日

熊野の旅 時代劇と街道

 昔から、時代劇で主人公たちがのんびり歩いたり、事件解決のあと、颯爽と歩くのは、「浜」「波打ち際」が多いですね。
 景色は良いし、砂浜や砂利浜だと遠回りしなくて良さそうだし…
 撮影とムード作りにはいいですね。
 襲われたり遭難するのは山の中…
 これも相場が決まっています。

 実際の街道では話が違ってしまいますね。
 地形から言って、七里御浜のような浜の続く所ではそのそばに街道が走っているものです。
 ここ、「熊野街道」でも新宮から伊勢に向かう「伊勢街道・熊野道」は七里御浜沿いに松原の中を通っていたようです。
 この区間を、「浜街道・御浜街道」とも呼びます。
 でも、水戸黄門様御一行様のように波打ち際を歩いては居ません。
 砂浜はまだしも、砂利浜を歩くと言うことはものすごく体力が居るのです。
 歩くたびに少しめり込んで、進むたびにけった足の部分がずれちゃいます。
 恐ろしいエネルギーのロスです。
 地元の運動部が体力養成のために浜で練習したり走ったりするくらいなのです。

 おまけに、平常の時でも、何十回とかに一回大きな波が来ます。
 まして、時化の時や土用波の時などは素人が近づくと命が危ないです。
 足を濡らすと言うことは疲労が進むと言うことですし、「わらじ」を濡らしたのではすぐに破れちゃいます。
 この辺りは「時代劇の嘘」の一つですね。
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 熊野古道歩きに来た人も、今の季節には浜に出る気も起きないでしょう。
 夕方日が落ちる頃の浜は素敵なんですけどね。
 日があるうちは、お尻が熱くて座ってなんか居られませんけど…
 夜になっても砂利はほんのりあったかいです。
 月夜には座って、「光る海」を眺めるのは素敵です。
 闇夜にはごろんと寝っ転がって満天の星を眺めるのもロマンティックです。
 高校時代にはそんな時間も過ごしました。
 ただ・・・
 残念ながら、私の時代では隣に居るのが女の子ではなくむつけき野郎だったのです。
 今なら・・・  
 きっとあの娘と…
 夢見るのは勝手ですからね。

 古道歩きに来られる年代の人は少しばかり「ロマンティック」と言うには向かないかも知れませんが、心の中は今の若い人より「浪漫」に溢れているかもしれません。
 一度、波打ち際に出て、「椰子の実の歌」とか「桜貝の歌」みたいなのを口ずさんではいかがでしょう?

 少し前には、志原川の河口に居るかもしれない美女の歌声につられたらしく、「フェリー・ありあけ」なんてのが座礁しましたね。
 そのすぐそばには、美人のお姫様伝説もあるようです。
 たしか、市木のお姫様だったような…
 私の同級生にも市木には可愛い娘が居ました。
 探してみてはいかがです?
 何百年に一度しか出ないかもしれませんけど…


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-07-11 09:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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