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LUZの熊野古道案内

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2011年 07月 01日

熊野の旅 鰻

 熊野川水系にダムが一杯出来て以来、支流の十津川・北山川などでは一番下流のダムから上には「ウナギ」「アユ」などは遡上しなくなりました。
 漁業権を設定した「アユ」は積極的に放流を続けてきましたが、漁業権を設定しなかった「ウナギ」は熱が入らず、漁協のサービスみたいな扱いです。
 当然、ウナギの数は減りました。
 「補償金の利息で放流する」と言う発想で長年行われたのですが、定期預金が最高時には8分もの利息が付いたのに今ではその1/10みたいな話です。
 利息なんかで「アユの稚魚」も「ウナギの稚魚」も買えなくなっています。
 先に減らされるのは「ウナギ」の方です。

 近年は各地の河口部で取れる「シラスウナギ」が激減しているようです。
 高く売れるので熱心に掬っているようですけどね。
 「はまち養殖」で「ブリ子」を一杯獲ったので天然物のはまちもブリも減ったと言われましたが、狭い範囲でしか活動しない「シラスウナギ」の乱獲が、それでなくても生息域の狭められた日本ウナギの数を減らしているのかもしれませんね。
 今の所、川で育った「天然ウナギ」が海に出て、遠くマリアナ海溝辺りとかで産卵しているのだそうですから、その親が減れば…

 天然ウナギが遡上する北山川で獲れるウナギを食べさせているのは北山村辺りのようです。
 北山村の中心部はすでにダムでせき止められた北山川のほとりなのですが、村の下流の方は熊野川の河口からのウナギの遡上はありますからね。
 「天然ウナギ」を売り物にするのは小規模な店しか無理でしょうね。
 好きなだけ入荷するでは無し…
 大きさも運任せ…
 霞ヶ浦のような広大な湖ならまだしも、川幅数十メートルの北山川ではねえ…

 私も昔は大又川で「準天然物」のウナギを獲っていました。
 食べることより獲ることの方が楽しかったものです。
 今頃の梅雨時ぐらいからがシーズンになります。
 夕方仕掛けておいた「ウナギ釣り」を朝早く上げに行くのです。
 雨の季節の大又川の水はものすごく冷たいです。
 少し多く降れば「ウナギ釣り」も「もどり」も流されます。
 「ウナギ釣り」はタコ糸と針がなくなるだけですが、「もどり」は高いものですから、仕掛けるときは空と相談でしたし、降り始めてやばいと思うと夜中でも水が出るまでに川に入って半分命がけで撤収したりしました。
 遅刻ばっかりしていた私ですが、「ウナギ釣り」の季節は早起きして川をこいで仕掛けを上げて、それから学校へ行ったものです。
 冷たくて、唇など紫色になっても、何日に一回かの釣果が楽しみで続けましたね。

 今では大又川でウナギを釣る人も少ないようですし、子供がそんな遊びをしない時代だそうです。
 しんどい目をしなくてもスーパーでいつでも買えますからね。

 三重県では津の辺りには「ウナギ料理屋」が多いのだそうです。
 今年はウナギが高いので「うな重」なども値上げされたそうです。
 国道42号線沿いでも、たしか、大台町辺りにはウナギ料理屋さんがあったように思います。
 熊野市の木本にも一軒ウナギ専門店「大福」なんて店がありますね。
 二度しか食べたことが無いのですが…
 昔、「みどりや」と言う料理屋があった時には毎年食べていましたけどね。
 ダムが出来てウナギ屋がなくなったのか、元々なかったのか…
 そのほどは知りません。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-07-01 12:42 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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