LUZの熊野古道案内

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2011年 06月 19日

熊野の旅 釣りと観光

 「釣りブーム」などと言う言葉がちらりと聞かれたことも何度かありました。
 このあたりでも、国道169号線・42号線沿線に「釣り餌屋」が何軒も出来、週末などは終夜営業していたりしました。
 でも、そんなに儲からなかったようで廃業していった店も多いし、田舎では近所の苦情もあるし…
 昔々はコンビニなんてなかったので菓子パン、ジュース程度でも売れたのですが、今ではそんなものは全部見慣れた看板のコンビニで買うのが普通になりました。
 釣り餌なんかも出発する時に地元の行きつけの釣り道具屋で買ってくる人も多いです。道具や衣装まで買う店だと釣り自慢とかも出来ますからね。
 そもそも、釣り客と言うのはそうした「釣果自慢」が楽しみな部分も大きいようですね。
 一見、黙々と釣りをしているようですが寡黙なのはそのときだけで、仲間が集まると20cmの魚が1尺に化けるような話になるそうです。
 「魚拓」なんてのは、単純に記録の保存ではなく、自分の話に信憑性を持たせるための証拠品としてでてきたのかもしれません。
 「逃がした魚は大きい」と言いますが、「食っちゃった魚はもっと大きい」のかもしれません。

 「釣りブーム」なんていわれた頃でも、磯釣り」「船釣り」「川釣り」・・・ほとんど男ばかりでしたね。
 最近のテレビでは画になるように、巨泉の言う「仕込みのナオン」を連れて行っていますがこのあたりで見かける釣り人には居ませんね。
 浜の「投げ釣り」には極まれにファミリーなんてのが居ますけどね。

 そんなに体力の要る遊びでも無いし…
 空気は綺麗だし、景色は良いし…
 うまく行けばおかずまで手に入るのに…
 なのに女性には見向きもされない…
 むしろ、釣りに凝った旦那を持ったかみさんたちには毛嫌いされる遊びのようです。

 「餌が気持ち悪い」…
 「魚が生臭い」…
 そんな声が聞こえそうですが、現実は…
 「トイレが無い」…
 これが大きいのではないでしょうか?
 野糞、立ちションが当たり前だと思われている世界ですからね。
 船釣りでも船べりから…って位が常識だったのです。
 かといって、延々と続く川沿いに公衆トイレを並べることは出来ませんし、磯ごとに作っていたのでは日本中の公衆トイレの倍どころではすみません。
 昔のおばさん、おばあさんは道端で平気でオシッコしました。
 女の子もしゃがんでしていたものですが、そんな時代ではありませんしね。
 
 そんな遊びですから、観光として広く親しまれるなんて不可能なんですよね。
 おまけに、車時代になって、釣り客の車が磯の降り口などに停められて、車の対向場所がなくなったり、他人の土地に無断駐車したり…
 私などの所に、地元のクレームならまだしも、「車を停めて怒られた」なんてクレームが来る時代です。
 「モンスター ピャーレント」ならぬ「モンスター フィッシャー」です。
 野糞だって地元で喜ばれるものでは無いしね。
 地元とは摩擦はあっても歓迎される要素は何も無いのです。
 だって、渡船以外は銭を落とさないのですからね。
 それでは「観光」にはなりません。
 それでも、磯や川の入り口の整備をしたり、看板を立てたり…
 地元も自治体もボランティアでやっています。
 お年寄りの家に登る階段の整備もままならないのに・・・
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-06-19 08:56 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 熊野古道 at 2011-06-20 01:31 x
きれいな写真ですね
Commented by je2luz at 2011-06-21 13:09
 長尾山732mから七里御浜を見下ろした風景です。
 今は普通の車でも登れます。
 アマチュア無線家の中では有名な山です。


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