LUZの熊野古道案内

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2011年 06月 17日

熊野の旅 木本旧堤防撤去工事

 色々あった「木本旧堤防撤去工事」も一期工事が終わりに近づきました。
 撤去したのは古い堤防の上の部分だけです。
 写真の左側が旧堤防でそれの上のほう段々になった部分を切り取って撤去しています。
 「ワイヤーソー工法」とやらで特殊ワイヤでこすって切り取ってゆきます。
 目の前の部分を切り取っていても、切る音は聞こえません。
 ワイヤーを動かすエンジン音がするだけです。
 コンクリートの塊をきるのですから、ものすごいエンジン音がするかと思えば、消音型のコンプレッサーより小さいくらいです。
 木を切る「チェーンソー」だとか「円鋸」なんてのはエンジン音も切削音もすさましい物です。
 それから言うと嘘みたいなものですね。
 誰も気にしないうちに上の方がなくなっています。
d0045383_1333576.jpg

 この撤去に注文をつけ、入札の停止させた時には、これに面して住んでいて、私の署名簿にはんこを押してくれた人以外の多くの人は、「なんで土木の邪魔をする!」「予算を飛ばしたらこれから困るだろう!」と私に文句を言ったものです。
 しかし、先日の津波があったし、現実に堤防が切り取られるのが見えると、まるで違う事を言います。
 困ったものですね。
 なんだか、原発反対と同じ構図です。

 おかげさまで、このストップ運動の成果で次期の工事ではこちらの言い分を含めた対策も盛りもまれることになっていますし、更に震災を踏まえた「樋門閉鎖」を可能にする浜側の避難階段設置も前倒しになる話も進めています。

 また、勝手にやっているといわれそうですが、住民サイドで話を持ってゆけるように作り上げた人間が動かなければ、何も出来ないままで終わってしまうものなのです。
 国や県などは御用聞きには来てくれません。
 顔も知らない人の話もこうした大きな事業では聞いてくれません。
 私には力も何も無いですが、新堤防着工の時からの25年の経緯があります。
 役人も知らないこの場所での伊勢湾の経験もあります。
 そして、まだ生きていますからね。
 せまてもの恩返しに出来ることだけはしておくつもりです。

 でも、巨大津波は止められません。
 どう逃げるか…
 それよりも、どう樋門を閉めるか…
 この課題は厄介です。
 合意なんて取り付けられろうに無いです。

 「あの穴があるから木本に海風が入るので涼しい…」
 「浜に出るのに堤防に登って乗り越えるのは面倒だ…」
 色々言いますね。
 あの穴の風が当るのはゲートに座った人くらいです、
 津波の波が当るのは命がけなんです。
 「面倒だ」と言う人が浜に出るのなんて花火を除けば何年に一回かです。
 まあ、津波は100年ほどに一回ですけどねえ…
 これも原発の事故予想と同じなんですよね。
 でも、起きるんです…
 確実にね。


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-06-17 13:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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