昨日の長い前置きの本題です。
熊野市議会6月定例会で行う一般質問の届け出た要旨の一番目の項目です。
1. 防災の観点から見る「熊野大花火大会」 この先の挙行はどうなるのでしょうか?
(1)今年も花火大会は予定通り行われるようです。
東北の震災の後なので色々言う向きもありますが、この花火は今でこそ「観光花火」的な扱いですが、お盆の灯篭焼きとして江戸時代に始まったものですから、単純に自粛するよりは心を込めて行う方が良いとも思われます。
見方を変えて、「東南海」「東海」「南海」これらの地震の面から見ると、この「熊野大花火」もこの先どうするかと言う問題があります。
東南海地震の発生は30年以内に80%とか言う説と、ほぼ100%と言う説があります。
花火当日、開催中に「東南海地震」が起きる確率は計算の基礎によって異なりますが、私の計算では「1/66000」くらいになります。
三つとも同じ確率で発生するとすれば、危険率は3倍、1/22000になってきます。
地震で津波が襲う確率でもあります。
そして、予想される見物客の死者は数万人です。
この確率が高いと見るか低いと見るか…
熊野市が主催するだけに真剣に検討すべき課題でもあります。
浜の管理者の県の方でも使わせるべきかどうかの検討がなされるかもしれません。
市長の現段階でのご認識とご見解をお聞きしたいと思います。
参考
計算基礎
30年の日数 約11,000日
時間数 264,000時間
花火開催中浜に見物客が居る時間 4時間
津波に遭遇する確率=4/264,000
=1/66,000
全く架空の前提に基づく質問ではありますが、「原発」に疑問を投げかけたの以上に現実に起きうる事柄なのです。
運が良いか悪いか・・・
主催者も観衆も…
花火が「お盆の送り火」そして「悦楽の時」になるのか、「迎え火」「極楽浄土への入り口」になるのか…
考えた上で「腹をくくる」しかないのでしょうけどね。
どう想定しても避難は無理なんです。
堤防を取り払っても他所から来た数万人を10分や20分で安全な所へ誘導するなんて不可能です。
他所のところではあまり検討もしないでしょうけどね。
この海面がほんの数メートル持ち上がるだけで…
我が家が無事で済む津波でも…
熊野市周辺地図です