LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2011年 06月 04日

熊野の旅 世界文化遺産と周辺保護

 世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が指定の危機?
 ドイツでは町の外れに近代的な橋を架けるということで、「歴史的景観が壊れる」と言う理由で世界遺産を返上した所がありますね。
 かくかように「世界文化遺産」と言うもの、ことに面的な広がりのあるものはその全体像が指定されているので開発や破壊があると駄目なようです。
 文化的なものを守ろうと言うのですから当然ともいえるのですけどね。

 熊野古道が世界遺産に指定された大元は「熊野三山」です。
 熊野古道はそこへの参詣道に過ぎませんからね。
 
 その、熊野三山の一つ、「熊野速玉神社」の山が伐採されて問題になっているようです。
 まだ、ユネスコレベルの話にはなっていないようですが、速玉さんの裏手の山が住民の「日当たりの邪魔」と言う声で伐採されたとか…
 あの辺りは新宮の中では珍しく南から西にかけて山が迫っている所です。
 多分、『日当たりの邪魔になるしじめじめしたのでしょうね。
 現地へ確認に入っていませんが、感じでは巨木、老木の林では無いようです。
 人の手が入っていた山林では無いでしょうか?
 神域の巨木なら切れとも言わなかったでしょうしね。

 人里にある神社ではこうした問題はちょくちょく起きています。
 巨木の枝が民家の植えに張り出して、木が老木化するとともに危険になったと言うのも多いです。
 避けて通れない問題でもあります。

 明治から大正時代くらいでしょうか?
 伊勢神宮の御用林を切りつくしたのは・・・
 広大なお伊勢さんの山々を、すっかり観光地化した参拝者をもてなすために切りつくしたのです。
 その後、壮大な計画で再植林されようやくまともな山に戻ったようですけどね。

 速玉さんの場合は理由は違いますね。地元としてjはもっと当然な理由だったようです。
 でも、具合悪いことに「世界文化遺産」の範囲内のようですね。
 それに、所有者の速玉さん許可なしで切ったとか・・・
 
 この際、杉桧ではなく照葉樹と『落葉樹の混植で雑木山を再生した方がよいのでは無いでしょうかね。
 どうせ切っちゃあいけないのなら杉・桧の意味が無いですし、神域では無いですからね。
 落葉樹は「葉っぱが落ちる」とクレームになるかな?
 この辺に多い楠は成長も早いし新緑はきれいだし、格好もよいのですが、枝が張りすぎるので場所によってはトラブルの元になります。
 近隣の生活と文化遺産の維持・・・兼ね合いがむずかしいです。
 ヨーロッパよりもっと窮屈な形で生活していますからね。

 下のは近所の新出町稲荷の楠です。
 一本でこんなに広くカバーしちゃいますし、春先の落ち葉もすごいんです。
 先日、枝払いしましたけどね。
 日当たりでクレームの付く所では無理でしょう。
d0045383_9565432.jpg



熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-06-04 10:01 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/13711007
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 月例 広報くまの 6月号      熊野の旅 熊野古道と集落 >>