LUZの熊野古道案内

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2011年 06月 01日

熊野の旅 木本旧堤防撤去開始 2

 木本旧堤防は以前に50年ほど前の工事風景の写真を載せたことがありますが、生コン時代ではなく現場でミキサーでのコンクリート作りの時代からの物が積み重なっています。
 その幾重にも重ねられてきた堤防の一番上の部分、つまり一番新しい部分を切り取って外しています。
 「ワイヤーソー工法」とやら言うもので、特殊なワイヤーをのこぎり代わりにして切断しています。
 水をかけながらごしごしやるのですが、ワイヤーを動かすエンジン音だけしか出ないいので非常に静かですし、切断の切り口も2cmほどなので切った跡もわからないくらいです「。
 普通だと、削岩機など使って、ものすごい音とホコリを出す工事ですが、防護用の柵がなかったら、こんな巨大なものを壊していると誰も気付かないでしょう。
 特許でしょうが、優れていますね。
 でも、これを悪用すれば簡単に建物の破壊も出来そうです。
 糸鋸でくりぬくような感じです。
d0045383_11551570.jpg

 切り口に残されているのこぎり・ワイヤーの跡です。
 バラスもスパッと切っています。
 こうして長さ3mほどのブロックに切ったものを、あらかじめあけてある穴にワイヤーを通してクレーンで浜のほうに運び出します。
 これも国道側ではなく浜の側から新堤防の頭越しに行うのでほとんどの人が気付かないうちに旧堤防の上の方が消えてゆきます。
 そばに住んでいる私が工事をしている事を感じないのですからね。
d0045383_121552.jpg

 切り取られて浜に並べられた旧堤防のトップです。
 このまま海に沈めれば漁礁にもなるのですが、どうやらそうはならないようです。
 所轄が違いますからね。

 この工事の進捗は非常に早いですが、一期工事はこれだけで7月中には終わります。
 二期工事は花火が終わってからの着工ですが、台風シーズン明けになるのかと思います。
 この工事は国道に密着した部分の工事で、ワイヤー工法も使えない部分と成り、通常の破壊方法で、国道にはみ出した防護壁の部分も出来るでしょうし、国道の一部通行規制もあるでしょう。
 ただ、交通量の少ない国道42号線ですから問題になるような停滞は起きないと思います。
 熊野古道歩きとかの観光には影響ないと思われます。
 撤去から修復までとなると今年度一杯はかかるでしょうね。
 この工事が完了した段階では本当の完成ではないのですが、とりあえず堤防の上に上るとかは楽になります。

 次の工事が出来ないと国道側には柵も無いので安全とはいえませんけどね。
 東南海地震も確実に近づいていますから、台風の高波とは違う危機管理の問題が大きくなりましたので堤防を取り巻く状況が変わってきています。
 次の東南海地震や東海地震が起きてしまえば、又。半世紀ほどはほっとできるのですが…
 その半世紀には私は居ないでしょう。


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-06-01 12:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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